本棚の隅にこんな本があった。
奥付を見たら、2021年発行の本である。こんなの購ったっけ?(←早くも認知症か)
目次を見ると、テーマ毎に分類してある。
家族10篇、食いしんぼう8篇、犬と猫とライオン7篇、こだわりの品5篇、旅5篇、仕事7篇、私というひと8篇。
何箇所かページの端が折ってあったから、確かに読んだのだろう。
ワタシは、わからないコトバやオモチロイ表現が出て来たページの端を折る癖がある。図書館の本のページを折ったり、書き込みをするのはマナー違反だから、出来るだけやらないようにしている(やった時は、返却前に一生懸命復元する)が、この本は自前だから、いいのだ。
さて。
向田邦子ベスト・エッセイ家族篇のトップは、名作の誉高い「父の詫び状」であった。
改めて読んでみると。
到来物の伊勢海老の話から始まって、猫の話に飛んだかと思ったら、マレーネ・ディートリッヒ主演の映画「間諜X27」の話になり、それがマクラで、子どもの頃の思い出になり、暴君だった父のエピソードが、縷々語られる。
玄関の汚し屋として、伊勢海老と酔客が対になっており、オチはついているが、これが名文かなあ。
失礼ながら、エピソードを詰め込み過ぎである。あれも書きたい、これも書きたいという思いが強過ぎる。
向田邦子サンのエッセイは、食べ物の話がいい。
やっぱり、「向田邦子の手料理」を購うかな。







