EVEです。

亡き親父から俺、
俺から娘(お姉)へと引き継がれた三世代プリウス。



先日ディーラーで
10回目の車検を受けたばかりですが、
詳しくは こちら をどうぞ。

そんなディーラーから突然の電話。



一体なんだろうと電話に出てみると、
なんと!
この2代目のプリウスを売って欲しいとな?!
しかも結構な買値で! ( ゚Д゚)

おいおい、
もちろん知ってると思うけど
ボディのあちこちにキズがあって
結構ボロいよ。

しかも走行距離も31万km超えてるし。(汗)



まあでも、
確かにバッテリーや機関系は
まだまだ元気ですけどね。

それにしてもこんなボロくて旧いプリウスに
どうしてこんな高値を付けて
ディーラーが買い取ってくれるのか?



店長に聞くに、

電気自動車が色々なトラブルを抱えて頭打ちになっている昨今、
トラブルが少ないハイブリッド人気がまた高まってきて、
現在世界的に品薄になって来てるとのこと。

その中でも
ハイブリッドの始祖と言えるプリウス、
しかもその中でも一番コストをかけた
この20系の2代目が人気があるとのこと。

なるほど、
たしかにこの20系は
世界のトヨタが威信をかけて
コスト度外視で作った
意識高めの崇高なクルマですからね! (^^)v



事実、
その後の30系からのプリウスは、
20系で集めた莫大なデータをもとに
ハイブリッド車製造時の手の抜き方を覚えたし、
他社のなんちゃってハイブリッド車との競合で
価格を下げるためにコストダウンを敢行したりで
20系にあった崇高な理念や
未来を感じさせるワクワク感は薄れましたから。

それにしても
20系プリウスにこんなに人気があったとは・・・



ところがその後、
クルマ仲間から色んな意見を頂戴しました。

その中から
2つの意見を紹介します。

1つ目は、
もしかしたらトヨタ自動車の

評価試験用個体の買取依頼 じゃないかと。



要は長期使用におけるバッテリー、インバーター、モーター等々の
THS関連機器や車体などの劣化状況を分析するための買取。

このテの個体ってただ長く乗っているだけじゃダメで、
その間の整備履歴が明確である事も必要事項になるので
野良修理されているような個体だと分析データが不正確で使い物にならないので、
ディーラーとかで定期整備されてるような個体がご所望で
親父の時代からきちっとディーラーでの整備記録を取っているこの20系プリウスに
白羽の矢が立ったのではないかと。

なるほどねぇ
親父の形見が活かされる
ちょっと嬉しい話のような・・・

ところが、
2つの目の意見ですが、
クルマそのものよりも
キャタライザー(触媒コンバーター)の回収 が
真の目的なのではないか、だと?! ( ゚Д゚)



なぜかというと、
旧いプリウスの触媒には
プラチナ、パラジウム、ロジウムなどのレアメタルが使用されていて、
20系は特に多く使われており、
現在の市場では信じられないような高値で取引されてるようで。

ご存じのようにレアメタルは
今の生活には欠かせないスマホにも使用されてますからね。

現に全国で20系プリウスは
この触媒のために盗難に遭っており、
中にはクルマは置き去りにされて
触媒とナンバープレートのみ外されて盗まれていたとも。



そして世界に目を向けると、
そのプリウスの触媒だけを狙った
組織的な窃盗団も摘発されたとな!! ( ゚Д゚)



そういう状況なので、
トヨタが先回りして貴重な触媒を回収するために
高値で買い取っているのではないかと。

なるほど、
何かこちらの意見は現実的な話で
少し悲しい気持ちにはなりますが、
どうやらこちらの方が真の理由みたいかな・・・

う~ん、でも、
親父の形見のプリウスだからなぁ
そんな理由では売りたくないなぁ



しかもお姉も
このプリウス、
結構気に入っているみたいだしね。



そして何よりも
売らない最大の理由は、
この20系プリウスの代わりに
お姉からもっと高価な新車をねだられるから!(爆)

まあ、結局、
そんなワケで
ディーラーにお断りの電話を入れたことは
言うまでもありません。(^^;


おしまい!