EVEです。

元部下で親の農園を引き継いでいる後輩から
ラフランスが送られてきました。
 


ラフランスって
食べ頃が難しいんですよね。

以前に東京の友人にたくさん送った時に、
こんな固いの一体どうやって食べるの?
全然固くて食べられいだけど!と、
逆に迷惑がられたこともあったくらい。(^^;

今はラフランスもメジャーになって
食べ頃の見分け方も図入りで同封されてますけどね。
 


このようにラフランスは
しばらく食べないで置いておいて
柔らかくなったら食べ頃なのですが、
逆に言えば
固いのが好きとか柔らかいのが好きとか
自分の好きな食べ頃を選択できるんですよね。

ということで、
固めが好きな私は
さっそく開けて食べてみることに。(^^)v
 


うひょー!
でっかいラフランス!
さんきゅ~後輩!

ラフランスは御覧の通り
見た目はいびつで美味しくなさそうなんですよねぇ
 


山形では昔は別名「みだぐなす」と呼ばれ、
山形方言で「醜い」あるいは「不細工な梨」と嫌われていました。

もちろんその名の通りフランス生まれで
明治初期に山形にやって来たのですが、
その実は固いので食べることもままならず、
ラフランスは受粉樹の役目として
100年以上も下積み生活を続けていたのでした。

しかし昭和から平成に移り追熟技術が進んだことによって
ラフランスの濃厚でとろけるような甘い香りと美味しさが注目され、
瞬く間に知れ渡って大人気となったのであります。

まさにフルーツ界のシンデレラ・ストーリーですよねぇ
 


今回はちょっと固めのラフランスですが、
1日1日と置くごとに固さが柔らかくなっていくので、
日々その食感の違いを楽しむのも一興ですね。
 


完熟した時の
果汁たっぷりのまろやかな果肉のとろけるような口当たりは
まさにフルーツの女王にふさわしい!

追熟が難しいことや見た目が良くなくて
今まで敬遠されてきたラフランス、
それが長年の下積み生活を経て、
今まさにその美味しさが花開いたわけであります。

山形のシンデレラ・ストーリーなラフランス、
ぜひ皆様も召し上がってみてください。