中3のムスメとケンカして家を出ました。
夜の9時。
公園の駐車場に停めた車の中で、
ぼんやり夜を眺めながら、
「疲れた…」とつぶやきが漏れました。
前回の母家出(中2)
思い通りにいかない。
そもそも思い通りにしようと思うことが間違い。
だって、自分とは違う人間なんだから。
そういう基本は理解している。
自分がしんどいのは子育てを頑張っているから。
やめてしまえばラクになれるのに。
彼女の生き方をすべて認め、
勉強しないことも否定せず、
小言を言わず、
見て見ぬふりをする。
彼女が望むのはそういうことだろう。
勉強したくない。
アイドルになりたい。
スマホは無制限。
門限なし。
お小遣いは欲しいだけ。
そのすべてが満たされれば、
彼女は満足するのだろう。
だとして、
彼女はどんな大人になるのだろう?
そうやって大人になって、
どう生きるのだろう?
自分は子育てをやめたらラクになるかもしれないけど、
親としての責任は?
どういうゴールが親としての責任になるのか?
周りは大学へ入れたから親としての責任をひとつ果たしたわ、とか。
就職したからこれで親の責任果たせたわ、とか。
結婚してこれでもう親の責任終わったわ、とか。
子どもを育てるのが親の責任ならば、
先はまだまだ長いな…。
そんなことをぼんやり考えていたらいつの間にか眠ってしまったらしく。
気づけば深夜になりかけていた。
スマホの電源を入れてみたが(切ってた)、連絡があった形跡はない。
・・・帰るか。
帰ったら、家は真っ暗でした。
マメシバだけが
なんで?
なんでママ外から?
いまから遊べるの?!
わっふ~ん
といったふうに迎えてくれました。
さあ遊んで。