深夜。というか夜明け頃。
わたしの隣ですやすやと寝息を立てていた姫が突然。
「これ姫ちゃんのー!!!
ふーちゃんのとチガウのー!!」
と泣き出した。
始まった・・・と思いながら寝返りを打って姫の肩をトントンとたたく。
「そうね、姫ちゃんのだね、ふーちゃんのじゃないよね、はい、姫ちゃんどーぞ」
静かに耳元でささやいてあげる。
「やだー! これ姫ちゃんのだもん、ふーちゃんのじゃないッ!!」
コイツ・・・、
ホンマに寝てるのか?(--)
それにしてもふーちゃん・・・、夢の中までかわいそうに・・・。
ふーちゃんは姫と同じ月生まれでいちばん仲良しの女の子なんです。
よく一緒に遊んでるんだけど、同じ2歳児。
おもちゃを取ったり取られたり。
や、うちのほうが取り上げてる回数多いけど
そういうときは社会性を学ばせようということで、
「姫ちゃんのだけどふーちゃんが貸してっていってるから「どーぞ」って言うんだよ」とか
「ちゃんと貸してあげれたらおりこうさんだね」とか
ちゃんと貸し借りができるように教えてるんだけど、
いまそんなこと言ったら火に油を注ぐようなもの。
わたしも寝れなくなるし!←
ということで「姫ちゃんのだよー」と耳元でなだめてみた。
そしたら落ち着いたのか眠りに戻っていった。やれやれ。
朝起きて、オットが姫に
「誰かさんが泣いてたね。夢の中でくらいふーちゃんと仲良くしたら~?(意訳)」と話してた。
めずらしく気づいてたのか
いつも眠りこけてて知らないくせに・・・