愛染隼人の女の詩集 私は京都に帰ります私は命をひとつに 生きてきたけどわかってくれずに女の気持ちを 水に流すようにこの愛を 捨て去ったあゝ私は京都に帰ります風の吹くなか歩いてた 幸せはぐれ身体震わせて時代は変わらない 絵に描く女心私はいつも苦労あゝ私は京都に帰ります…残るものは何もない 哀しい涙この夢逸れて人は人なりに生き だけど愛は枯れゆくふるさと涙船であゝ私は京都に帰ります…