昔の人に似ている  あの時愛して
苦しみ知った   別れ惜しい人
今もあなたがつけた
背中の爪傷が  雨が降ると傷む
きっと未練なのでしょう
あゝ女の泣き声だけど…

矢のように過ぎた日々が
昨日のようにか
瞼の裏を   通り過ぎてゆく
我がままだけが残る
短いけれども   愛された幸せ
きっと忘れないでしょう
あゝ女の泣き声だけど…

恋する女の夢を  捨てたりはしない
憶病なだけ  涙に埋もれる
それだけが怖くている
いつか見た夢すら  もう手が届かない
心の騒ぎあるけれど
あゝ女の泣き声だけど…