私より少し体温の高い手
天の邪鬼な可愛い口
見つめる癖のある目
薄紅に染まる白い肌
逃げ込んだあの部屋と同じ匂い
回転が良すぎて空回りする思考
意外と繊細な心
これを見て軽くふざけながら照れる顔


不安はまだまだ尽きないけれど
色々なものを失ってきて、まだしばらくは失っていくばかりであろう人生で見つけた、大切な人
たとえ何があったとしても、一生、大切な人


答えはわかってる。
力のない自分もわかってる。
ほんの少し、寄りかかりたかった。
くだらない願望。
意味のない行為。
必要のないもの。



大切な記憶は少しずつ色褪せていく
時間を積み重ねて、ゆっくりと
それでも忘れることは出来ない
生きたいと泣いた貴方の顔も
おどけて笑うその声も
もう二度と取り戻せない幸せな時間も

神様はどうしようもなく気紛れで
生かしたり、殺したりする
それでも最後の時に貴方は神に逆らったでしょう?
願望が作り出した妄想かもしれない
それでも、貴方はこの手を握り返した
きっと死んだときの顔が笑ってたのはそのせい

強い人
きっと貴方を越えてみせる