「あの人」から声を掛けてくれてから
「自分」の価値観をひっくり返され
毎日が感情のジェットコースターで

「自分」が「自分」でないような
良くも悪くも「知らなかった自分」を目覚めさせてくれた「あの人」

今までに経験した事の無い感情を経験を

「あの人」以外はいないのだと

どんな事があっても
どんな事をされても
怒りが込み上げるような事が何度もあっても

どうやっても
嫌いになんて
忘れるなんて

微塵もできないのだ

傷付けてしまって
環境的に離れてしまって
どうやっても連絡も取れない
繋がりのない
そんな環境の中で
きっとこのまま雪が溶けるように気持ちもいつしか溶けて無くなっていくだろうと

そう思っていた

なのに未だに想いは消えず
薄まることもなく
溶けることもなく
無意識の中で重なっている

感情で狂いそうだったあの時とは違い
今では安定した想いが心を満たす

相手を慈しむような
そんな愛情が自分を包む

相手を自分の思い通りにしたいわけではない
どうこうしたいわけでもない
ただ「あの人」のことが本当に好きなのだと
その想いだけはどうにも変えられないのだと

唯一無二の存在だと分かってしまったからこそ

だからこそ
「その人」の存在を通して「あの人」を忘れないようにとサインを送られているのではないかと
今はそう思う