この状況では何もできない。

想い続けることに意味を見出そうとは思ってはいない。

だが、それが報われるのか。

途方に暮れるこの感情の行き場は果てしなく、視界も歪んで叫び声すら届かないだろう。

なのに増幅するこの想いはいつまで自分の中で抱えていけるのだろう。
どのくらい‥。

「あの人」の「全て」を愛してしまっている自分には嫌いになることも忘れることも叶わない。

苦しみの想いに押さえつけられ歪められそうになりながらも決して消えることのない光が呑まれることなくそこで輝く。

その光に、否が応でもしてはならない期待を求めてしまう自分に今もまた潰されそうだ。