昨年、外山雄三先生がご逝去されました。

私が大学生だった頃、先生はうちの大学のオーケストラの授業を担当されていました。

サックスなので、ほとんどオーケストラに参加する機会はなかったものの、外山先生作曲のナレーション入りの曲(なんて曲だったんだ?!)で参加したり、三年生の夏、特別に外山先生が吹奏楽公演を指揮してくださったり、四年生の時は、まさかのサックスが4本入った兼田敏先生の曲(これもタイトル忘れたー!)などで、サックスの割に関わりは学生時代ありました。

四年生の時参加した兼田先生の曲はとっても勉強になりました。

サックスセクションのトップで乗っていた私、セクションの誰かが落ちたり失敗するとあのこわ〜い顔で睨まれるのはトップの私。

トップ吹いてるのだから、リーダーとしてセクションをまとめなければいけないと言うのをキョーレツに思い知った瞬間でした。

今の私ならびびってもうその場でパニック起こす気がする笑笑


その曲にはソプラノサックスソロがあり、初回ド緊張して吹いた私に外山先生が「自由に吹いていいんだよ」とひと言。

これが救いになった。

その後は自由に楽しく吹けたのは先生のあの言葉のおかげ。

コンサート後、舞台から戻ってきた外山先生が私に「ありがとう、ソロよかった」と笑顔で言ってくれたあの光景は今でも忘れられません。

と、書いていて泣きそう。


年末やっていたNHKの特番ももちろん見ました。


ツラツラと書きましたが、何が言いたいか。

今回アカデミックで演奏する外山先生の作品「新しい行進曲」は楽譜一式私の私物!!

外山先生を偲んで、購入しました。


内緒だけど、テナーサックスには存在しない音域が堂々と書いてあるのも、解説読んだらなんだか人間らしくて好き。


オーケストラ作品の多い外山先生のコンパクトで元気のいいマーチをぜひ聴きにいらしてください🎵