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こちら〈現実〉
すすきのゆうひ二日目のライヴ会場。

名古屋会場。

マネージャー「ほー、こりゃまた満員御礼だねぇ。」

時間前、会場には人だかりができていた。

わんさわんさと。

人の山山々。

マネージャー「いやー、これだけの人だかりを見ると言いたくなりますな?」

ゆうひ「見ろ!人がゴミのようだ。」

マネージャー「・・・さすがです。

さぁ、今日も頼みますよ!」

ゆうひ「もちろん」

ライヴを控え、緊張に包まれている・・・
かにおもえた、待合室。

ゆうひはもくもくとアニメを見ていた。

ゆうひの趣味は幅広く、女性向けのアニメから、
萌え系、
機械系、
子供向け、
特撮、
果てはネットで流れる個人向けまですべて網羅する。

緊張していないわけではない。

ただ、何よりも二次元が、
作られた世界が大事なのだ。

ゆうひ「人間ってすごいですよねー。

何でも表現できる。

この手で、声で、・・・なんでも。」

今ゆうひが見ているのは恋愛もののアニメ。
そのなかで主人公を取り巻く12人の女の子のうちの1人の
声優
・・・すなわち中の人
であるゆうひ。

作られた世界なのに、人に訴えかけるアニメたち。

ただそれをもくもくと見つめるゆうひ。

ライヴ開始まであと三時間・・・