【ションベンガキ】
~~~
またまた一方こちらは
ゆういち。

ゆういち「やっとなじんできたな!」

ゆういちは〈アンカータウン〉でカタカタと〈ネット〉を広げ始めた。

ゆういち「へえっ。
こんな〈情報〉が・・・

国家レベルだぜ?」
メガネを外したゆういちだがクセで鼻に手をやってしまう。

ゆういち「おっと、そうだった。

今はおれが、おれだ。」

カタカタと

〈情報〉を貪る。

ゆういち「ん?何だ?通信されてる。」

ピコーン。

ザ・ザザ・・・

ジョン「もしもーし?聞こえますかー?
もしもーし?」

ゆういち「ジョン?」

ジョン「あ、良かったつながった。

この〈世界〉を出たいんだ!

力を貸してくれないか?」

ゆういち「・・・?なにいってるんだ?
普通に出れるだろ?」

ジョン「でれないよ!
〈ファイアウォール〉でブロックされてるんだ!
フックの仕業さ!」
ゆういちは立ち上がり、〈トレジャーハンター〉の世界にいこうとした。

ぐっ、と手を前にやるが確かにブロックされている。

ゆういち「・・・なんだこりゃ?」

ジョン「どうしたらいいかもわからない。

この〈世界〉にいるありったけの夢の住人の力を借りれば
フックの干渉を壊せるかもしれない!

君の〈情報〉で助けてくれよ!」

ゆういち「・・・

・・・

助けて・・・'くれ'?」

しばしの沈黙。

ゆういち「ヤダね。
ひとりでやってな!」

ジョン「何でだよ!

イジワル!」

ゆういち「・・・口の効き方もわからねぇションベンガキが・・・」

ブツッ

そこで通信は途絶えた。