【アイアンメイデン】
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再びとある協会

コウモリが金切り声を上げる

そんな時刻。

「罪の告白をしたらどうだ?

キハチ・ロンゾ」

アイアンメイデンに縛られるキハチ

彼は何も罪を犯してはいない。

ただ宗教がそこにいた白装束の集団と違うだけだ。

熱心にミサに通い

熱心に仕事をし

熱心に家族を愛した

普通の

ごくごく普通の生活を今日まで送ってきた。

ただ

ただ一つ

宗教が違うために。

「神の声が聞こえる

おぉ、何と神々しい!

あぁこの哀れな人間をどうかお許しください

・・・

・・・

そうですか。」

男は悲しそうな顔をし、アイアンメイデンのハンドルを握る。

ギリギリと万力でもまわすように

じわじわと針が近づく

「可愛そうに

可愛そうに

許されないのだ

許されないのだ」

ギリギリと

じわじわと

ギリギリと

じわじわと

キハチ「私が何をしたというのだ!」

白装束の男「・・・あえてこう答えよう。

哀れな人間よ。

君は

何もしなかった

からここにいるのだ。

神への祈りも
罪の懺悔も

君はしてこなかった。

いや、まがい物の神にしてきたのだろう・・・

神は常に見ておられる。

だから君はここにいるのだ。

哀れな人間よ

何もしなかった

それが君の

罪なのだよ。」