【化粧】
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女は仮面をつける。

自らの手で顔を変えていく。

厚塗りの化粧をすますころにはもはや誰だかわからなくなっていた。

「よし。」

すくっとたちあがり支度をすませると

向かった先は学校。

細波「先生おはようございます。」

「ごきげんよう。」

軽く挨拶をすませるといつものように定位置にすっと腰を降ろす。

細波は知らない。

剣道部顧問の初老の女性こそ

〈黒髪〉の首

禍姫であることに

気がつきもしない。

いくつもの仮面をつけてまで初老の女性が求めるものに・・・