【仮面の下】
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チクタクチクタク・・・

奴はどこにもいない。

奴は常に川を泳いでいる。

その川がどこにあるか何て知らない。

奴はそこにいるらしい。

ブクブクとブクブクと狙ってる。

獲物を

獲物を

狙ってる

それが
〈時計ワニ〉

エサは・・・

〈夢〉

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ダイダロス「〈羽ばたき飛行機械〉は格好のエサだったのさ。

〈夢〉の塊。

奴はほおっておいてはくれなかった。」

~~~
そして・・・

どこからともなく〈門〉が開く。

イカロスは知らずに飛ぶ

あと少し

あと少し

門まであと一歩!

その時だった

時計ワニ「ぐわー!」

そうして、
イカロスは大口を開けたあいつに連れ去られた・・・。

~~~
イカロス「命からがら逃げたさ・・・

〈現実〉にいくための〈ゲートキーパー〉の力は

〈夢〉にもどるために使った・・・

そして・・・」

イカロスは
〈仮面〉を取る。

誰一人
声をあげれなかった・・・。

イカロス「顔を失った!」

と、口にしているが、
誰一人その〈口〉を肉眼で確認できなかった。

彼の顔は異次元につながっているかのように、
そこだけが波をうっていた。

うねうねと・・・

とても

〈人〉とは認識できない異形なものになっていた。