【4日目の結末・武士の結末】

まだ
〈ゲートキーパー〉の世界。

トキ「なぁ?」

細波「ん?」

トキ「あっちはやること決まったみたいだな。」

細波「そだね。」

トキ「俺らはどうする?」

細波「とりあえず戻ろうよ。
今日合戦に来てないのも何人かいたし。」

トキ「お前よく見てたな~。」

細波「あいつらの居場所くらいは守れる。
まず、みんなが帰って来たら考えよう。」

トキ「そだな。

ピーター!」

ピーター「え?何?」
トキ「〈門〉開いてくれよ!
一旦帰る!」

ピーター「ん?
ああ、一人ずつ送るよ~。
〈門〉は〈力〉使いすぎる。」

トキ「そっかーわりー!頼む!」

ピーター「まずは誰?」

トキ「朝練あるやつから!」
細波「えへへ。お願い。」

たくや「じゃーな!
あめわ、一回〈覇乱〉に戻る。
お前が戻ったら
〈影〉探しにでよう!」

あめわ「わかったー!」

・・・
ピーターの背中に乗る細波。

ピーターは話しかけた。

ピーター「一旦戻るんだね。」

細波「うん。」

ピーター「・・・よかった。
って言っていいのかな。

細波さんも、トキも、たくやくんも、あめわくんも・・・みんな強いよ。」

細波「・・・強くない。

みんなはどうかわからないけど、
少なくとも私は強くない。」

ピーター「何でそんなこと言うのさ?」

細波「だって、真嶋に言ってない。

違う!

言い出せなかった。

言い出せなかったぁ!」

涙ぐみながら、
〈夢〉での〈現実〉を思い出し言う。

ピーター「しかたないよ。
〈覇乱〉も〈ゲートキーパー〉の世界も今日は色々ありすぎた。」

細波「私は・・・

家臣を信じてないのか?

なんて・・・情けない。」

細波は〈現実〉世界での先輩たちを思い出し、
重ねながら言った。

先輩たちは後輩をあんなに信用してるのに。

私は・・・

来年私が部長になって、
あいつらを

信用できるのかな?

ピーター「弱さを知ってる人は強いってよく言うけど。
僕もそう思う。

列葉さんも弱さを知ってる。

だから強くなれるんでしょ?

それもこれもひっくるめて人間なんじゃないの?

弱さも

強さも

それでも進もうとしているなら、
それでいいと思うよ。」

細波は無言だった。

だが

少なくとも

居場所だけは・・・

そう心に誓った。