【何もできない】

あめわ「やべっ!」

ザザッ!

たくや「終わらせるぜ!
そろそろ・・・

〈時間〉

だからな!」

あめわ「〈時間〉?何の?」

たくや「決まってんじゃん!

お前を倒す〈時間〉!」

あめわ「やだー!」

キン! キン!

たくや「粘るなよ!」

キンッ!

たくや「〈神速のルーキー〉それが俺の二つ名。」
たくやはあめわの剣をするりとかわし、
背後に。

たくや「また明日な!
あめわ!」

ザスッ!!

胸から鮮血があふれ出す。

あめわ「いてー。
夢の中なのにいてー。」

あめわはゆっくりと地面に倒れこみ、
静かに
たくやの言葉を耳にしていた。

たくや「・・・今のままじゃ、
あのゲームの『弱い』にも勝てないぜ。

今のままじゃ、この夢の世界では

何もできない。」

たくやは言う。

あめわは薄れゆく意識の中

ピーター・エンドの姿を見つけた。

あめわ「あぁ、そうだ。
なんでここにいるか、思い出した。

ピーター・エンドの〈影〉を探すんだ・・・

でも、

今のおれじゃ、

何もできない・・・」