【一匹の蟻】
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小さな小さな蟻の一匹にも強さはやどる。

強さとは

生きたいという意志。

ただ、

人につぶされるとき、どうにもならないと知る。

あらがうことのできない巨大な力があるのだということを。

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再び〈ゼスティ〉の世界。

ゼスティには地球にいれるリミットがあった。

ゼスティはタコスが冷めるまでの
6分間という中途半端な時間しかいれない。

タイマーがなる・・・

ピコン ピコン

怪獣・林「もう・・・終わりだな。」
怪獣はゼスティのことを踏み潰そうと足をあげる。

怪獣・林「蟻のようだ・・・。」

まるで蟻をつぶすかのごとく・・・

ゼスティは・・・

つぶされてしまった。

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〈覇乱〉の世界。

ピーター「ひきつぶし、すりつぶす。

それが本来の鳴海さんのスタイル。
そんでこれが武器。」

実にいびつな刀だった。
先ほど細波より預かった刀は、
切るというよりは力で押しつぶす、ひねりつぶすことが目的の形をしていた。

あめわ「へー、剣にもいろいろあるんだー。」
あめわは感心しながら、全く別の質問をした。

あめわ「・・・ところでピーターさんはなんで〈他の世界〉の〈夢〉の力を使えるの?」

ピーター「へ?さぁ?」

あめわ「さぁ?って・・・。」

ピーター「たぶんさ。
俺が使えるんじゃなくてみんなが使えないだけだよ。」

ピーターは続ける。

ピーター「思うに、〈夢〉の力を叶えるか叶えないかは本人の意志。

ただ
『プライド』とか
『意地』とか、
『我』とか、
そういうのがきっと邪魔して、
〈他の世界〉では使えなくなってるんだ。」

ピーターは、そこまで言うと自分の心の中で苦笑まじりにつぶやいた。

ただ、その
『プライド』とか
『意地』とか
『我』とか
をすげーデカい力に変えて発揮するやつもいるけどね。