【すやすやと】
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〈覇乱〉の世界
城内天守閣。

苦戦中の鳴海たちの世界から十分ほど前。

あめわ「ピーター・エンドさん!」

〈鳴海〉の〈仮面〉
をはずすとそこには見知った顔があった。

ピーター「あー、やっと気づいてくれた!
よかった!」

あめわはやっと牢屋から出してくれた人物の名をよべた。

すると城の下から声が聞こえた・・・

鳴海「おい!細波!兵士出さないと城がつぶされるぞ?」

ピーター「細波さん?」
はて、と当たりを探す。

そして見つける。

天守閣ですやすやと夢の中の城主を

あめわ「夢の中で寝るんだ・・・」

あきれるあめわ。

ピーター「・・・あー。
やべ、鳴海さんが首傾げてる。」

ピーターは鳴海の〈仮面〉とは別な〈仮面〉をかぶり、
下にいる、鳴海に答えた。

細波(ピーター)
「おー、もののけか?
おーい!でろー!
戦だー!
であえー!」

城の下でやれやれと首をひねる鳴海。
早く城主を叩き起こそうとするピーター。

ピーター「細波の姉さーん。
起きてくださいよー。」

細波「んにゃ?何だ?あ!くせものか?」
とんでもないことを言う細波。

ピーター「起きてますよね?
おれです。ピーターです。

もののけが出たみたいなんで武士たちにカツ入れてください!」

細波「んあーわかったー。」
布団をずるずるとひきづりながら窓に手をかけた。

すると

急に・・・

細波「存分に戦え!

いいか、お前らの後ろには私がいることを忘れるな。
振り向くな。

私は敵じゃない。
ずっとお前たちの'背'を見せてろ!

振り向くときは勝ったときだ!」

城主の顔。
気合いの入った立ち振る舞い。

そして
城主
としてピーターとあめわにも
命令を下す。

細波「状況を見ると消して好戦とは言い難い。
ピーター、そこにある剣を鳴海に渡してきてくれ!」

ピーター「あー、わかった。」

あめわ「おれは?」

細波「んにゃ?誰?
・・・まぁ、一緒に行くといいよ。」

細波はそう言うと、あめわに剣を渡し、再び布団へと潜り込んだ。

ピーター「だってさ?OK?」
あめわ「・・・ゲームだと思っておれも戦ってみる。」

飲み込みの早い、あめわとピーターだった。