【苦戦】
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夢の中
〈覇乱〉の世界。

鳴海「おい!細波!兵士出さないと城がつぶされるぞ?」

細波。

そう呼ばれた城主は
のそっと出てきた。

細波「おー、もののけか?
おーい!でろー!
戦だー!
であえー!」

細波 列葉(さざなみれつは)。
ここ白亜の城の
女城主。

鳴海「適当なかけ声だ・・・。」
鳴海はやれやれと苦笑いをうかべる。

細波「存分に戦え!

いいか、お前らの後ろには私がいることを忘れるな。
振り向くな。

私は敵じゃない。
ずっとお前たちの'背'を見せてろ!

振り向くときは勝ったときだ!」

だが、やはり・・・
心強い。

あの城主だからこそ。
まっすぐに敵にぶつかれる!

うおぉぉぉぉ!

総勢500人。

その人の波が一気に土蜘蛛に流れこむ。

ザスッ!斬りつける。

ザンッ!斬りつける。

土蜘蛛はたまらず糸をはく。
「うわー!」
「ぎゃー!」
20人もの武士たちが糸に捕まった。

真嶋「私らもいくよ。」
真嶋と鳴海も戦場を駆ける。

真嶋、鳴海「でやー!!!」

ザザン!!

二人の剣は土蜘蛛の足を確実に捕らえていた。

鳴海「一本ずつ確実におとすぞ!」
鳴海のかけ声に周りの武士はうなずく。

だが土蜘蛛も黙って切らせるわけにはいかない。

足をばたつかせ、
糸をはきながら、後退する。

また武士の何人かが巻き込まれた。

鳴海「デカいってのはそれだけでやりづらいな・・・。」

苦戦。

苦戦。


鳴海「踏まれるな!
自分の身と、城は守れ!」

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ゼスティ「デカいってのはそれだけでやりづらいな。」
ゼスティは怪獣に変身した林を前に

苦戦していた。

苦戦。

苦戦。

今にもふみつぶされそうだ。