光 の 射し具合で
明度 彩度 を変え
蒼 だったり
銀 だったり
金 だったり
今 は もう
遠く から 眺める
だけ
近い のに 遠く
霞む 海 。
海 は
何か に 似ている
近づくと 離れて
足許 スーッと
撫でて 逃げて
際 で 彼方 見遣ると
急に 怖くなって
いつも 誰かしら居て
独り占め 出来なくて
女 は 海 …?
誰か
唯一
の
拠る辺 に なれたら
よかったのに 。