鳴子温泉郷の故郷は山菜の宝庫でした。
温泉郷の中でも鬼首(おにこうべ)は鬼首温泉郷と呼んでも良いぐらいの湯量豊富な温泉場ですが、四方を高い山で囲まれた奥深いド田舎なので、春の山菜や秋の茸が沢山採れる豊穣の山地なんです。


そんな場所で生まれ育った私は、子供の頃から母や親戚の兄さんに連れられて山へ行きました。
そんな中でも高い崖をよじ登って採るウドは醍醐味の有る山菜採りでした。
そうやって子供用の背負い籠いっぱいに採れたウドを背負って我が家に帰ると、母は大喜びで色んなウドの美味しい料理を拵えてくました。

ウドの天ぷら

さつま揚げとウドの炒め物

ウドと鯖缶の煮付け

ウドと野菜の合わせ煮