資金繰の大切さ
資金繰の大切さの続きです。
前回、住宅ローンを例にとって、私達の家計にとっても資金繰(キャッシュフロー)はとても大切という話をしました。
そして、銀行は、何百万人何千万人もの家計の資金繰、何万社もの事業会社の資金繰を預かっています。
皆さんの「資金繰」をあずかる銀行が破綻するということは、その銀行と取引のある全ての個人・家計・法人がとばっちりを喰らうということになります。
それくらい重大事なので、アイスランドもアイルランドも必死でした。
ECB(欧州中央銀行)も必死でした。
アメリカ政府がCiti bank(シティバンク)をなりふり構わずに救済したのも当然の帰結だったというわけです。
ギリシャ危機に端を発する欧州経済危機も、最終的にはヨーロッパ系金融機関を間違いなく直撃します。
そうなると、ドイツもフランスも背に腹は変えられません。
共通通貨ユーロは、結局は社会主義・共産主義と同じように、壮大な社会実験で終わる可能性が高いと思います。
最終的には、資金繰の問題として、各国の死活問題につながっていくのでしょうね・・・。