首相公選制~大統領制 | 札幌の魅力に迫る!!

首相公選制~大統領制


前回の続きです。



首相公選制(大統領制)は、日本には馴染まないという意見もあるようです。



日本は立憲君主国家であるというのが公式見解です(内閣法制局)。

君主制においては、君主(国王・天皇)が国家元首です。

大統領制では大統領が国家元首です。

従って、天皇制を維持する限り大統領制は採用できないという理屈です。



 



理屈づけは大切です。

理屈があれば説得力がありますし、何となく安心します。



でも、もっと大切なのは、理屈に裏付けられた結論が『妥当』であるということです。

理屈だけ通っていて妥当性のない結論は、魂の入ってない○○と同じです。

妥当性の一番の根拠は道徳であり倫理であり、『基本的人権』と呼ばれる類のものだと思います。

理屈を優先して、大切な人権である『幸福になる権利』がおろそかにされるようであれば、その理屈は『屁理屈』でしかありません。



 



私は、例え日本が立憲君主国家だとしても大統領制(or首相公選制)を採用できると考えます。

「じゃあ、その場合大統領と天皇のどっちが国家元首なの?」



憲法の理念と同様に考えれば済むことです。

実務権力を伴う行為については、大統領(首相)が国家元首です。

儀礼的・名目的・形式的な行為に限って、天皇も国家元首として扱えば良いだけです。

憲法の依って立つ理念と同じ目線で棲み分けすれば良いだけの話です。

(多少の憲法改正は必要になると思います)



 



所詮、日本の実態は「なんちゃって立憲君主国家」です。

「法律上の実権はあるが行使されない慣習になっている」正真正銘の立憲君主国家イギリスとは雲泥の差があります。

天皇は形式的な国事行為を行えるだけで、法律に裏打ちされた実権はありませんので、やはり「なんちゃって立憲君主国家」です。

ただ単に、「立憲君主国家です」というお化粧を施しているだけで、本当は違います。



 



であれば、本質を大切にして、正々堂々と大統領制(または首相公選制)に移行した方がベターなのではないでしょうか。

議院内閣制との整合性が必要というのであれば、首相公選制でも構いません。



いずれにしても、私達一人一人の意向・意見が、迅速かつ柔軟に国政に反映されるので、私達は今以上に幸せになれると思います。

目くじらを立てて屁理屈こだわって、日本国民が不幸になるより、何十倍もずっと良い解決策だと思います。

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