日本人は騙され上手?それともお人好し?
福島原発には「幾重にも安全機構が施されている」という話をよく耳にします。
「にもかかわらず、その安全装置が全く作動しなかった」と・・・。
私は最近まで、これを字面通りに解釈していたため、「どうしてだろう?」と、ずっと釈然としませんでした。
ですが、色々考えているうちに、実は大切な修飾語が1つ省略されているのではないかということに気付きました。
省略せずに、正しく記述すると、こうなるんじゃないかと思います。
福島原発には「幾重にも『行政や東電が責任逃れするための』安全機構が施されている」。
なるほど。φ(゚〇゚;)そうだったのか
そう考えると合点がいきます。(=゚ω゚)ノぃょぅ
だからこそ、『想定外の事態だからやむを得ない』とか『安全です。安全です』という幾重もの安全装置が上手く作動して『行政や東電は逃げ回ることが出来た』というわけです。
(修飾語のお話は冗談ですが・・・)
私達は、今回も頭の良い人達(東電や行政)に、まんまと騙されてしまっていたってワケですね。
元々、電力行政の仕組みとかは、私達素人から見ると、判ったようで実はよく判らないものでした。
これは、電力に限ったことではなく、日本の行政機構・官僚機構は複雑怪奇です。
なぜ判らないのか?
わたしたち国民一人一人がバカだからか?
そんなことは無いと思います。
意図的に、しかも巧妙に、外からは判らないように、見えないように作ってあるんです。
しかも、日本屈指のエリートの皆さんが、総力を挙げて、時間をかけて作り上げたので、外部からは簡単には判らない。
日本屈指のエリート野武士集団である"マスコミ"ですら煙に巻かれてしまっているのが現状なのですから、仕方ありません。
とにかく、見られてしまうと困るような実態なので、幾重にも堀が巡らされていて難攻不落の機構になっているんでしょうね。
自然科学を研究・勉強されている方は、よーく判っているかと思いますが、この宇宙を形成する仕組みは、突き詰めていくと非常にシンプルで、とても美しい形をしています。
大切なこと、原理・原則は意外とシンプルだったりします。
そう考えると、複雑怪奇で、どうやっても解明できないような事柄には、そうならざるを得ないような特殊要因が隠されているとしか、考えようがないんです。
電力業界やそれと癒着してしまっている官僚組織は、まさにこのパターンでしょう。
私達大人は、いつの間にか国に都合が良いように洗脳をされてしまっています。
難しい話をされると判った振りをするように習慣づけられてしまっています。
セールスマンの口車に乗せられて、役に立たない高価な物を買わされる消費者はその典型です。
前回お話しした「デリバティブ」という金融商品もそうですし、『仕組み預金』や『投資信託』もそうですが、裏側がよく見えない代物には気をつけないといけません。
こういう難しい仕組みを考えた人だけが得をする『仕組み』になっています(だから仕組み預金と呼ぶのかも(--;))。
『皆さん、騙されてはいけません。』
判らないもの、複雑なものは、絶対に何かがおかしいんです。
知ったかぶりをせずに、問いつめましょう。
「何故?」
⇒それは、Aだから。
「何故Aなの?」
⇒それは、Bだから。
「何故Bになるの?」
⇒それは、Cだから。
「何故Cになるの?」
⇒それは、Dだから。
「何故Dになるの?」
⇒それは、Eだから。
「何故Eになるの?」
というように、トヨタ自動車じゃありませんが、最低5回は相手や自分に対して「なぜ」をぶつけて「詰め」寄っていく。
子供がするように日常生活でこれをやると大変です。
でも、せめて国や政府に対してだけでも、「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」と疑問を持って監視してはいかがでしょう?
そうしないと、私達自信も私達の子供も、いつまで経っても、ずっと国や一握りのエリートに騙され続けることになってしまいます。
もうそろそろ、騙される側にまわるのはやめませんか?
「気をつけよう・・・」と思った方は、ゲッコーくりっく!!(笑)↓↓↓