ついに関東全域と東北地方太平洋側及び新潟に放射線微粒子が流入?
ノルウエー気象研究所の放射能拡散予想図によると、今週末4月9日(土)夜半から4月10日(日)にかけて、関東全域と東北地方太平洋側及び新潟に濃度の高い放射線微粒子が流れ込むとのこと。
【4月7日】
【4月10日】
東電や気象庁、保安院、菅首相にとっては既知の事実であって、当然の結果と捉えているのかも知れませんが、住民の皆さんにとっては最悪の事態ですね。
でも、一方で京都大学の渡邉教授によると、100ミリシーベルトで発がん率はおよそ100人に1人(1%)とのこと。
日本人の100人に50人はガンで死ぬのだから被曝によるガンが1人増えたからといって問題ではないのだそうです。
なるほど。数字でそういわれると多少の慰めにはなるかも知れません。
渡邉教授は放射線生命科学がご専門だそうですが、被爆者のカウンセラーとしても適任ですね。
さて、仮にこの地域の方が100ミリシーベルトの放射線を浴びた場合どうなるのか、大雑把に試算してみました。
関東と東北地方太平洋側及び新潟には合計で約5千万人が居住しています。
そのうちの1%がガンになると仮定すると、被曝によりガンに罹る不幸な方の人数はザッと50万人にのぼります。
広島の原爆による死者は約14万人と言われていますが、その4倍の人々が被曝してガンになって、死んでいく計算です。
チェルノブイリの被爆者の方は10年~20年の長い年月をかけて発症し、苦しみながら亡くなられています。
しかも、チェルノブイリとの因果関係を証明できずに無念の死を遂げられた人の人数は数知れません。
福島原発の不幸な被爆者50万人の大半についても、因果関係を認めて貰えずに体を蝕まれて一生涯を閉じていくことになるのでしょうか。
たかが1%だから、たいした問題ではない・・・。
私は小心者ですので、そんな大胆な発言をする勇気がありません。
電力会社や政府から数千万円規模の研究費等の援助があったり、一流研究者としての地位が保証されるのであれば、話は別ですが・・・(=゚ω゚)ノ