ゆらゆらと枯葉
熱風に晒されている

あれは、去年僕が
両親の結婚記念日にプレゼントした花

僅かに束ねた花の群れ
ああやって少しずつ、
ひらひらと落ちてゆくのでしょうか

見ているのが辛くなるのに
僕はずっと眺めていて
なるほどな、と
思ったり思わなかったり



少しだけ
春の訪れを感じながら
暖房を切ったりして
この冬を乗り切る

花々は漆黒となって
床に散らばっているので
せっせと掃除でも始めよう


アスファルトが見えたので
僕はもう頬を緩ませて
顔を顰めています