パパと呼ばないで! | 横浜 タロット占いとセラピー 月と雨音

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ず~~と以前に、こんなタイトルのドラマがありましたが

その話ではございません。

私の父のお話です。

 

私の父は、大正15年生まれで御年94歳

先日誕生日を迎えたばかりです。

私の世代だと、親としては少し年代が上な感じで

友達のお父さんよりもダントツで先輩でした。

自営で仕事をしていたためか

かなり若く見られるので、それほどではなかったのですが

戦前生まれのこの年代は、頑固な人が多いらしく

父もご多分に漏れずで頭は硬かったのでしょう。

 

お友達の中で父親を「パパ」と呼ぶ子もいましたが、

それはご両親が戦後生まれのご家庭です。

ちなみに、我が家では「おとうちゃん」と呼んでいました。

そんなある日

私は、友達のマネをして

「パパ」

と呼んでみることにしました。

そうしたら・・・

『そんな風に呼ぶのはやめなさい!』

と、烈火のごとく怒られました。

 

戦後、一時期県警に勤めていた父は

あまり多くは語らなかったのですが

アメリカ人相手の商売をしている人たちを

検挙する仕事をしていたようで

その時のことを思い出していたのかもしれません。

 

それから1回も、父のことを

「パパ」とは呼んだことは無いですが

孫が生まれた時に

「おとうちゃん」から

「じいちゃん」に変わりました。

大正15年から令和2年まで

3つの元号を駆け抜けた父は

11月25日、天寿を全うし天に召されました。

 

なかなか味わえないスリリングな人生と

予想を軽く上回ることをやってのける生き方で

私の人生も彩ってくれていた父親は

やっぱり、「パパ」と呼べるようなキャラではなかったということですね。