傾聴してもらっているのは私だった!  【父と傾聴】 | 横浜 タロット占いとセラピー 月と雨音

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にて占いやセラピーの対面セッションをしています。

最近の父は、物忘れが多くなってきていて
ついさっき話した事は忘れてしまいます。

私の顔が、分からなくなることも多くなっていますが
全くの他人とは思わないらしいので

拒絶されることはありません。
 

そんな状況の中

ここ最近は、まるで仙人にでもなたかのような
穏やかな父がいるんですね。

何を話しても
「ふ~~ん」という感じで
良いも悪いも一切言わない。

なので、私はまるで独り言のように
「あのねAという場所とBと言う場所があってね・・・」

と、一方的に話しをしまくり

一生懸命に説明をするのですが

父は顔色一つ変えず
私の顔を見ているだけで、
時々面白そうにしています。

 

ひとしきり話をしおわると

私の方で、何だか不思議と結論が出ました。
そして、なんと

これ・・・傾聴の時のロープレで感じた事と同じじゃん!

って気付いちゃいました。

 

以前父は、それこそ情報・情報といっては
朝から新聞を6種類くらい読んで
常に商売になることを考えていました。
(そんな風に見えていました)
だから私に対して

あれやこれや、【アドバイス】と称しての介入を
グイグイして来るので、

大げんかになったものです。
そんな父が、まだまだ軽度ですが認知症になり

元の激しい感情がどこか違うところにいってしまっているから

なのでしょう。

そしてそして
コレが傾聴の極意なのではないか

そんな事まで思ってしまいました。

そして何より・・・
父の話を聴いてあげよう
なんておこがましいことを考えていた
自分自身に気がついてしまったというオチまでついてるし。


父はそんな気は全く無かったのだろうけど

今日も、娘は傾聴してもらっています。