日曜日の早朝、

玄関のピンポーンが鳴り響き

ベッドから飛び起きた



誰かと思ったら

2年生の時、

大学の近くで自活を始めた長男だった

バイトの深夜勤明け、

「今日は実家に帰ろう」と

突然決め帰ってきた



「お土産だよ〜」とレジ袋をガサガサッ

シュークリームを人数分

さっさか冷蔵庫に入れ

スティックタイプの Cafe Latte の箱を

テーブルに置いた


飲みたいなと気になっていた

高いから買わずにいて

半額になったからやっと買えたと

嬉しそうに話してくれた



うちの長男、お金の大事さが

わかってきてるな

(*・ᴗ・*)وヨシ!



私は電気ポットでお湯を沸かした


長男「 マグカップどこだっけ 」

私「 マグカップはそこよ 」

食器棚の引き出しをゆび指す



断捨離 進行中の我が家

収納場所を変えた物には

誰でも分かるように

名前を書いたメモを貼ってある



長男「 オッケー 」とカップを選び

スティックの粉を入れた


沸騰したお湯160㎖を計量カップで

測ってからマグカップへ注ぐ


きっちり測るのは主人似

私は適当だから🤭💦



「 スプーンはどこだっけ・・・ 」

「 あ、あった 」

スプーンでカップの中を

くるくるくるくる  くるくるくるくる



「 どうぞ、飲んでみて 」

まだ寝ぼけている私の前に

カップを置いてくれた



私「 あら、お母さんに淹れてくれたの?! 」

長男「 そうだよ〜 」



少し、いや結構驚いた

そして 嬉しかった


誰かのために

母親の私のために


疲れて早く飲みたいだろうに

自分が飲みたかった気持ちより

母親に飲ませてあげたい

そんな息子に育ったんだなぁ


我が息子ったら

優しい子



「ふ〜っ、ふ〜っ、美味しいね〜」と

先に Cafe Latte を頂く私



長男は今度は自分の Cafe Latte を作り

「あ!うん!これやっぱり美味しいわ!」

と、とても嬉しそう



静かな朝、

温かい Cafe Latte を二人で頂く

いい香りが

部屋いっぱいに溢れた