面談 | 月のベンチ

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両親の闘病記

耳鼻咽喉科医との面談。

☆最近の出血に関して
☆気管内の肉芽の状態と今後について


気管内奥に関しては今まで通りの見解。
出血は濃さなどから見て、気切孔入口の肉芽からであろうとの意見。

もうひとつ。
図がないと分かりづらいが、カニューレ本体は一部分がカーブしている。
そのカーブした部分と接触する気管壁にも肉芽が二箇所ある。

カニューレを刺激の少ない物に変更し、頚部の角度やガーゼの厚みで肉芽への刺激を軽減している。

今後さらに増殖すれば、大出血のリスクもあるが、その前にカニューレが入らなくなる。

気切孔入口の肉芽については、今のところ見送り。





面談を終えて病室に行くと、先ほどまで95%あったSPO2が90%ギリギリになったまま上がらず。

昨夜もそうだった。
酸素量アップ、吸引後も、変わらず。

呼吸器、気管…さまざま要因から来るのだろうか?

淡々と書いているが、本当は『わあぁぁっー!』と叫んで頭を抱えたい。
毎日、寝ていても起きていても険しい母の表情と、モグラ叩きのように次々に出てくるいろいろな症状に
『わあぁぁっー』
と叫んで逃げたい。


兄や父親に言ったところで、言うセリフは決まっている。

兄『なるようにしかならないだろ?病院に任せるしかないよ』
父親『俺には何もわからない』


アホか








回復する可能性があって延命措置をした。
人工呼吸器はとれたけど、でも、気管切開も胃ロウも酸素も、しないままにすればよかった?

延命は『人』じゃなくなる?


ずっと答えはないままだ。