カニです。
今回ご紹介の方は、2011年に起きた東日本大震災関連のボランティア活動で繋がったクラシカル ホメオバシー チェリッシュの栗野まろんさんです。
まろんさんは、ホメオパシーをオンライン講座で教えている先生であり、現代治療を好まない人にとっては救世主のような存在です。
そのまろんさん、現在のトランジット天体(今動いている天体の事)の影響か、
「内面からの変化を感じる」と言うのです。(このような内容)
※本人の承諾を得て記載しています。
カニはFacebookでたまに天体について呟くので、その折に書かれたコメントでした。
そうなんです。感じる方は無意識下で感じとっているのです。感受性が研ぎ澄まされておられるのでしょう。
まろんさんの出世図
◎チャートを読む前に
カニのブログにおける占星術な内容ですが、多少なりとも占星術の勉強をされた方でないと理解できないかもしれません。誰かから学ぶ若くは、本から知識を得た経験があればそんなに難しくはないと思います。質問は受け付けませんので悪しからず。
◎チャートの読み方
まず、カニのチャートの読み方ですが、カニが使用するのは「西洋占星術・古典占星術・心理占星術」を重ね合わせて読むようにしています。その中で、質問に応じて使い分けをしています。その後、「プログレスの月」と「ミッドポイント」をみて、「トランジットとの二重円」にし、「ソーラアーク」で未来をみます。
それぞれ占星術家の占い方が違うかと思います。
◎まろんさんの鑑定
直ぐに目に付くのは、MCと合(コンジャンクション)の太陽・水星ですね。この太陽・水星はペリグリンです。どの天体ともアスペクトを形成しないので、周りからの影響は余り受けず、自分の情報を頼りに動くと言うことです。そして9室に在泊。5度前ルールを適用しますと10室になります。10室は社会的立場や仕事関連を見る場所です。
※5度前ルール(赤い矢印)
同じサイン内であれば、5度以内でハウスを越えれば採用する
サインが変われば、5度前ルールは適用できません。
※ペリグリン
どの天体とも繋がっていなこと。
9室の太陽・水星として見た場合は、海外や教育・哲学・宗教などが関連付けられます。(他にも意味はたくさんありますよ)カニはまろんさんを知っているので、あらためて聞くことはないのですが、まろんさんはイギリスに幼少期に住まわれていた帰国子女です。海外に縁(9室)をされていたまろんさんは、この経験を元に仕事(10室)をする、と読みます。
10室に在泊の金星も5度前ルールだと11室としてみれます
余談ですが、月と金星は似ていて湿った夜の天体で、性別は女性を表します。海外の占星術本を読みますと、月や金星の事を「彼女」という風に表現されていることがあります。ちなみに火星・土星は男性です。
月は、その人の内面・本音を表すのですが、金星は人との交流など、人間関係を表します。11室はミーティングルームであったり、サークルを行う場所だったり、複数の人たちとわちゃわちゃする場所でもあります。(他にもあります)なので、まろんさんは、
ご自身の才能を仕事として、
複数の人達を相手にする、
そして、木星が既に11室に在泊しているので
増やす・増えると読み取れます。
その木星は水瓶座なので少し変わった形で・個性的に増やすのです。
4室は自宅・家の中・若くは自宅のような落ち着いた場所として読みます。4室に月があるので自宅での仕事となります。そして5度前ルールでみると5室としても読めるので、5室は子供に関する事だったり、自分の好きな事だったりします。更に、月は、金星と木星とオポジション(向かい合ってる)ので、先程のと組み合わせれば、
ご自身の才能を生かして
複数の人達を相手に、
自宅で好きな仕事にする、
とまぁ、こんな感じです。
カニは余り5度前ルールを好んで適用しませんが、まろんさんはサインを跨ぐことなく、3箇所も5度前ルールが適用でき、元のハウスとも5度先ハウスとも、関連性があり両方で読み取れます。
1室の火星はASC(アセンダント)である東の地平線を上昇しています。
ASCは牡牛座で、4元素でいうところの『土』です。五感に優れていて、牡牛座は自分流なやり方で表現しようとします。そこへ火星はエネルギーを注ぐのです。
ただ・・、一見穏やかそうに見えますが、人の意見をなかなか聞き入れない頑固さをお持ちです。
プログレスの月
◎プログレスの月
プログレスの月は1日1度法を使用します。(月の1日は14度です。)
内側の円が出生図で外側がプログレスです。プログレスの月をみてみると(ピンクで囲っている)、現在は12室に在泊中で、次への準備に入っています。(本人は無自覚)2013年頃から仕事の追い風を感じていたのではないでしょうか。このプログレスの月はとても大事で、「内的バイオリズム」とも言われています。
1室から始まり、12室まで1周するのに28年かかります。1室は特に大事で、自分のアイデンティティを見直す場所でもあり、今後28年間の自分を作り上げる場所でもあります。
まろんさんは、来年の11月に12ハウスを閉じて1ハウスへと向かうのです。
キャラ設定を今から考えておきたいところですね。
1室は単純計算で人生で3回しか経験できません。
※二重円・三重円
内側の出世図は1生変わることはありません。
この出世図を元に現在・未来をみていきます。
2020年4月28日現在のトランジットとの二重円
◎トランジットとの二重円
さて、まろんさんは、何故「自分の中で何かが変わる」感じがしたのでしょうか。
この、トランジット二重円はそれを色濃く表しています。
赤でASCと書かれている場所は東から西へ太陽が登る上昇点であり、生まれてきた時の時間帯によりサインが決まります。(とても重要‼︎‼︎)
占星術はハウス・サイン・10天体(古典は7天体)で占いますが、特に重きを置くのが太陽と月、そしてこのASC(アセンダント)です。
(段々、素人さんに話しているみたいになってきている)
※トランジット
普通トランジットと聞くと、飛行機の乗換えなどを思い浮かびますよね。
占星術でいうトランジットもまさに今止まっている天体のことです。
月が内面で太陽がそれに伴う行動なら、ASCはその人の生まれ出たときの資質でもあります。上でも述べていますが、まろんさんのサインは牡牛座です。
不動宮である牡牛座は、自分の価値観を変えたがりません。余程の事がない限り
変わらないし、変えれないのです?変えたがらない、かな。
その牡牛ASCに、壊し屋の天王星が「Hello〜」とコンジャンクションで1室に入っちゃってるのです。(黄緑の囲い)ASCを通過している。(笑)いえ、笑い事ではなくて、今年の2月頃からモヤモヤ〜と湧き上がってきていたハズです。もっと前から予兆はあったかもしれませんね。
もうですね、天王星の力を利用して、変化を受け入れて、抵抗なく変身できるのですから願ったり叶ったりかもしれません。天王星は長い間1室に止まるし、プログレスの月も来年には1室に入るので、内面から溢れんばかりに変容を迫られます。
天王星1室なので、個性的な自分流をアピールするにはピッタリです。
このASCにも驚きましたが、10室の3天体です(ピンクの囲い)
土星は現在、水瓶座に入っていますが、それまでは山羊座で木星・冥王星と
トリプルコンジャクションを形成していました。(この時に新型コロナウィルスが拡大しています)
まろんさんのMCである10ハウスのカプスは山羊座なので、仕事上で影響を受けていたと見受けます。そして、今年の最大なイベントが待ち受けている
グレートコンジャクションですが、水瓶座の0度で起こるので、まろんさんの場合10室で体験することになります。(赤のラインを引いている場所)
10室は「仕事」若くは「母親」が関係します。
自分自身も変容するけれども、仕事上で何らかの影響を必ずや受けると思われます。
12月22日前後にインタビューをしたいと思います。
このグレートコンジャクションは良い事象が起きるのか、悪い事象が起きるのか?
こればかりは、なんとも言えませんが、変容なので、よくも悪くも動きます。
ここまでの段階では西洋占星術で読んできました。
このチャートを心理占星術で読むと違う側面が浮き彫りになってきます。
ここでは、あまりに個人的な内容になるので書かないでおきたいと思います。
まろんさんのソーラアーク
◎ソーラアークで未来をみる
上のチャートは内側も外側も出世図です。
ソーラアークは1度1年法を用いて、自分の出世図を重ね、生まれた年数分回転させて
未来をみるのです。30歳の人が31歳の1年後をみたければ、31度ズラせば良いのです。オーブは1度半〜2度でハードのみ考慮する。あと、もろもろ。。。
上の図のソーラアークは、2022年をみています。2020・2021・2022年迄の3年間、まろんさんのネイタル(出世図)の木星とノード軸がコンジャクションです。(黄緑の囲い)
ソーラアークでは、天体ではない感受点であるノード軸も考慮してみます。
ノード軸とハードアスペクトを形成する時期は、「公衆の前に立つ」だとか、「人前に出る行為をする時期」とも言われていてオンライン授業もネットを通じて人前で
講義をするのですから、同じ意味だと思います。
ネイタル(出世図)の天王星とソーラアークの海王星がスクエアを形成していますね。インターネット(天王星)を利用して夢を叶える(海王星)という見方もできます。
ひとつ、気になるのは、まろんさんはストイックなまでに根を詰めるようです。それは、出世図の6室の天王星と冥王星に現れています。体を壊しやすいのでそこのところを気をつけなければなりません。6室は無理をしてしまう部屋なので、そこにこんな大きな天体がいるのですから無理もないですが・・・。
ざっと軽くみるとこんな感じでしょうか。(みるより書く方が大変だわ)
占星術のホロスコープの図形だけで社会情勢や病気の疾患であったり、まるでタロットのように今ある問題をその場のトランジットでみる「ホラリー占星術」などもあります。
ホラリー占星術は古典占星術を用いて・・・
もう、キリがないのでこの辺で終わりたいと思います。
また、ゆっくりとホラリーの話などもできたらいいな、と思います。
まだまだ沢山の意味を持つ占星術は奥が深いのでした。
今年のメインはコレ
水瓶座♒️に天体がある方は、少なからず影響は確実に・・・
カニはASCが水瓶座なので覚悟はしております。