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不安障害・うつ病・アルコール依存症から肝硬変に。

そして肝不全で亡くなった夫の記録です。


夫の闘病記録も半ばを過ぎました。

ここまで読んでくださった方に感謝です。






夫はアルコール依存症専門病院を

結局、お酒をやめられないまま

3ヶ月で退院しました。



入院前と変わったのは

飲んでいたことを認めたこと。

断酒会に入ったこと。

そして

作業所(就労継続支援B型)へ行くようになりました。



でも、アルコール依存症専門病院に入院中、

肝臓の数値が悪く、

内科の方への転院の話があったので

すぐまた今度は内科に入院するだろうなと

思っていたら、やっぱりで。


退院して3日後に入院しました。



その時もやはり一週間程度の入院。



早速、断酒会も作業所もお休み。



もう復職も不可能というのは

私の中では確定していました。



長くないということも。



夫はそれでも、家族のために

仕事をしなければと思っていたし、

本人はウツなのに(?)

楽観的で見通しの甘いところがあって、

余命に関しても

まだ数年生きられると思っていたようです。



夫自身は復職もできると

思っていました。



夫は夫なりに頑張ったところもある。


だけど、頑張りきることはできたんだろうかと

思います。



アルコール依存症は

意思が弱さは関係ないと聞いたことがあるけど、

断酒ができている人たちのブログを見ていると

本当にそうなのかなと思ってしまいます。



やっぱり、断酒できている人は

周囲の力を借りつつも、

強い意思でお酒を飲まずにいるように

私には見えます。



仕事をしたいではなく、

仕事をしないといけない。



仕方なく何かをするというのは

しんどいです。



お酒を飲んでいるのがバレたから仕方なく、

アルコール依存症専門の病院に入院した。


妻がお金がないとうるさいから

仕事はしたくないけど

仕事をすると言っておこう。



そういう、気持ちが漏れていました。

いつもそう思っていたわけではないことも

分かっていたけれど…



「したい」ではなく「しなければいけない」は

「したい」には勝てないと思います。


「したい」思いを持っている人は強い。



ブレずに「したい」思いを持っている人は

最強だと思います。



たぶん、自死しようとしたことのある夫は

その気持ちがあったから

お酒をやめられなかったのかも。



一日でも長く生きたい気持ちも、

死んでしまいたい気持ちも、

どっちも本当だったから、

自死も断酒もできなかった。



いつもいつも強い人なんていない。

弱っている時に、

私は助けてあげられなかった。



だけど

どう寄り添えば良かったのか

何度振り返ってみても

わからないです。