移植しても、

移植しなくても

通院も薬も続けなければならない。



同じ入院するなら、

同じように死ぬまで通院し、

薬を飲み続けないといけないなら、

前向きな方がいい。


未来がある可能性がある方がいい。



もしまた一緒にニコニコできるなら

ほんの少しの間、皆で我慢すればいい。



子どもが独り立ちするまで

子どもと私と二人で生きていけるのか

それも怖かった。

支えになる人が、そばにいないのは今も不安です。




当時の夫は

はっきり言って

足手まとい、お荷物でした。


何度も事故をおこし、

仕事はいけないし、

育児もさせられない。

育児で相談したいこともなかなかできない。

家事は洗濯畳むだけ。



寝てるか、しんどいのに外をウロウロしてるか。


そんなに家にいたくないのなら

一緒に暮らしてる意味ないんじゃないの?

夫婦でいる必要があるの?と

思ったりもしました。



でも、病気が治ったら

何もかも解決する。

足手纏いの夫は、頼りになる夫に、パパになれる。

きっと。



そう思って私は夫に

私の肝臓をあげるから受けようよと言いました。



これだけ言うと美談に聞こえるかもしれませんが、

受けたくない気持ちも、もちろんありました。