私は医療関係者ではありませんので

医学的なところの真偽はわかりません。

私から見た夫の身に起こったこと、私の思うことを書いていきます。



夫の肝硬変がわかってから

2年経つ頃、夫は吐血しました。

食道静脈瘤の破裂でした。



どうなったら危ないのかと

夫が医師から聞いていて

私は夫から

「血を吐いたら終わり」

と聞いていました。



肝硬変が進行すると

食道静脈瘤ができて、破裂する危険があります。



夫も胃カメラで検査しましょうと言われていて、

その検査前でした。



吐血しても夫は意識はしっかりしており、

吐血もわりとすぐ止まりました。


夫が翌日に病院へ行く、

救急車は呼ばないというので、

そのまま朝を待ったのですが、不安でいっぱいでした。


病院に行くと

何故か出血が止まっている。今回は運が良かったと。



でも、夫の食道には小さな静脈瘤が数個あって、

できる処置はしてもらったものの

今後も当然破裂の危険はある。


食道静脈瘤が破裂すると

夫のように吐血したり、下血したりします。

量が多ければ、ショック死もありえるし、

肝臓に更にダメージを与えることにもなります。



医師から出た言葉は

「移植しかない」

でした。


私たちは

肝臓移植をするか、しないかの問題に直面しました。



結論を言うと

アルコール依存症だから

「できなかった」のですが、

この時もまだ、夫が言った

「お酒はやめます」の言葉を半分くらいは信じていました。



信じていたかったんです。