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アラミゴ難民問題は、物語に大きな影響があるのですね。
あっクンは、また一人の若者と出会いました。
ウィルレッドは祖国を帝国軍から取り戻そうとする、革命家の一人でした。
だけど、なかなか好転しない状況に業を煮やしていたのか、旧い考えに従うことを止めて「仮面の男」からの案に乗ってしまったのですね。
アマルジャ族からクリスタルを奪って神降ろしをすれば、帝国軍を倒せると唆されていたようです。
仮面の男、つまりアシエンですね。
あっクンが仮面の男について調べているのを邪魔に思ったのか、はたまたアシエンに障害は始末するようにと言われたからなのか、ウィルレッドは手下にあっクンを襲わせました。
が、その程度で倒れるあっクンではありませんよ!
逆にのしちゃいました。
このことを報告していると、リーダーの元へ一人の女性がやって来ました。
数日姿が見えなくて心配していたと・・・。
え、これって・・・。
つまり「そういうこと」ですか。
こういった性に関わる事件は、子供向けアニメでもない限り、存在しないなんて思ってはいませんでした。
プレイキャラクターは性別が男女と選べますし、もちろんゲームの世界ですので「男だから」とか「女だから」という差別はないでしょう。
ですが、クエストでの移動中に森の中などで、露出の多い装備を着た可愛らしい女性のキャラを見かけると、いかに冒険者とはいえ危険が過ぎると思ったこともありました。
ですがまぁ、仮に侮って手でも伸ばそうものなら、腕の1本や2本くらい軽く切って落とされてしまうのでしょうけど。
が、それは腕に覚えのある者のみ。
何気なくサラッと、気にしなければそうとは気が付かないであろう程度ではありますが、こういう問題を混ぜてくるからこそ、よりリアルにストーリーを感じることができるのでしょうね。
そしてこのことで、ウィルレッドはアマルジャ族からクリスタルの強奪を強行しようとしてしまいました。
そしてあっクンが駆けつけた時には、ウィルレッドと数人しか無事ではなかったのです。
神降ろしとはいかなるものなのか、それに伴うテンパード化の事実を知って、ウィルレッドは自分たちが利用されていただけだと気付けたのでしょう。
信じていた分だけ、俺たちなら出来るはずだと自信があっただけ、きっとショックも大きいと思います。
ふと、つい先日に出会った、もみあげ君のことを思い出しました。
同種族で年も同じくらいでしょうか。
あっクンを襲った事も同じではありますが、好感度は雲泥の差です。
もみあげ君と次に会うことがあっても信用はしないと思うのですが、ウィルレッドならばきっといい方向へ立ち上がれるはずだと信じます。
志を新たにした彼と、いつか一緒に戦えたらいいなと思います。
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