2021/02/23放送

マツコの知らない世界

TBSテレビ：マツコの知らない世界マツコの知らない世界

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《お取り寄せに月10万！餃子大好き！小野寺夫婦》

2020/03/31放送分

'お取り寄せ餃子に月10万円使う夫婦'

小野寺力(オノデラチカラ)さん(以下、力)

小野寺いつかさん(以下、いつか)

マツコ「『おのでらちから・いつか』って漫才師かっていう。『おのでらちから・いつか』はどう考えてもベテラン漫才師ですよ。夫婦漫才ですよ。餃子がとりもった縁なの？」

いつか「私たちはお取り寄せ餃子婚です」

マツコ「そんなものはありません。そのイベントは何？いろんなところから餃子取り寄せて、みんなで食べようみたいなイベント？」

力「そうです。2013年くらいから、全国から餃子をお取り寄せして、みんなで食べようっていうイベント。だいたい100人くらいのイベントやってたんですけど」

マツコ「なにそれ？何目的よ？」

いつか「餃子イベントで男女が知り合って、仲良くなったりとか、交際に発展するっていうケースがけっこうあるんですよ」

マツコ「いろんなやり口をしてるのねみんな。あ、でも『お互いの印象』ってわざわざ書いてあるってことは、良くなかったんでしょう？奥様は絶対」

（夫：まったく覚えていない、妻：餃子を焼く姿&モリモリ食べる姿に惚れた）

マツコ「あら、惚れたの？」

いつか「いきさつがあって、もともと見も知らない、頭に餃子の『餃』の兜をかぶった男の写真が流れてきて、それが夫のイベントの告知の写真だったんですけど。こいつなんだろうって思って」

マツコ「うん、あたしも絶対キライなタイプだと思う。これだけ見たらね」

いつか「これ見て悔しくて。餃子愛があふれてるし」

マツコ「だから奥さんもけっこう餃子好きだったのね、その頃から」

いつか「お互い別々のコミュニティで餃子活動をしていて、私は以前この番組にも出演された、餃子マニアの塚田亮一さんのグループにいたんです」

マツコ「派閥があるの？旦那はあんまり覚えてないんだ？」

力「いっぱい餃子焼いて、いろんな人たちがいらっしゃったんで」

マツコ「最初は奥さんのほうが好きになったんだ？」

いつか「そうですね。なんにも連絡とかくれないので、自分でガンガンいくしかないなと思って。ガンガンいっちゃって。2016年の1月に出会って、12月に結婚しました」

マツコ「まあでも、そういうもんですよ、出会いとか結婚って。（3歳の長男）あら、もう餃子食わして」

いつか「離乳食からもう食べさせてるので、大好きですね」

マツコ「他のものも食べさせよう。食べさせてるね？」

力「前は冷凍庫に餃子しか入ってなかったんですけど、それだと子どもが食べるものが他に入らないから、餃子専用冷凍庫を買いました」

マツコ「『あー、よかった』とはならないわよ」

力「各家庭に餃子専用の」

マツコ「ないわよ。あんな縦長のでかい冷凍庫があるって初めて知ったわよ。普通はプロユースの横のやつはあるけど。あんなのあるんだ？」

力「引き出し式で、食べたいものを取れる」

マツコ「あれだけに収まれば。あたしみたいになりたくなかったら、米食っちゃダメよ、餃子食ったら。あたしは米も好き、餃子も好きになっちゃうから、1日で1万キロカロリーくらい摂る自信あるわよね」

力「宮崎県」

マツコ「でもあんまりイメージはないよね、宮崎で餃子は」

力「そうですか。僕らの中では、聖地くらいな勢い。まずご紹介します。町民真っ二つの熱い戦い、宮崎高鍋餃子戦争。高鍋町ってご存知ですか？高速乗って30、40分くらいで着く所なんです」

マツコ「ここが聖地なの？」

力「そうですね、キャベツも宮崎で一番採れる所ですし、高鍋町に餃子の有名な店が2つあるんです。『餃子の馬渡』と『たかなべギョーザ』。その2つっていうのが、今から50何年前にお互い創業してるんですけども、創業者が2人とも宮崎の延岡の『黒兵衛』ってところで修行して戻ってきて」

マツコ「たまたま郷里がいっしょで、戻って、小さい町に2人とも餃子屋を開いちゃったんだ」

力「もともと高鍋町役所に勤めてた2人だったらしいんですけれども」

マツコ「なんでそんな同じようなことするのよ。仲は良いのね？」

力「まあ、ライバルです。高鍋町の町民でも、僕は馬渡派、たかなべギョーザ派だ、って分かれてるくらい」

マツコ「明確に違うのね」

力「違います」

力「こちらが餃子の馬渡」

マツコ「え、ちょっと待って。どっちがいいかとかはやめてよ。小さな町で優劣はつけたくないわあたし」

力「大丈夫です。どっちもおいしいから」

マツコ「でもどっちかっていうのはあるの？」

力「どっちもおいしい」

マツコ「ずるいわね、人にだけやらせようとして」

ナレーション「まずは、『たかなべギョーザ』。2種類の粉をブレンドし、歯切れの良さを追及した薄皮にキャベツやタマネギなどの野菜が8割を占めるあっさり味のあんを包んだ。店頭だけでも、1日に5000個以上も売れるという名物餃子」

力「けっこう皮が薄いんですよ。野菜も透けて見えるくらい」

マツコ「うまっ」

力「レベル高いです、2つとも」

マツコ「5噛みくらいで液体になる」

力「あんもよく練られてる感じ。甘みもあって、タマネギとかニラとかキャベツとか。そういった甘みがよく出てるあんになっています」

ナレーション「『餃子の馬渡』。その最大の特徴が、皮。国産の小麦を毎朝1時間かけ足踏みした。引っ張ってもちぎれないほどの弾力があるモチモチ感が特徴。これを付属の特製ラードで焼き上げることで、カリっと香ばしい餃子に」

力「もっちり皮っていうのが」

マツコ「皮が確かに全然違う」

力「それをラードで焼くっていうぜいたくさです」

マツコ「全然違う」

力「シャキシャキ感とか、皮の感じとか」

マツコ「でもめっちゃうまい、両方。なにこれ」

力「馬渡さんの特徴は、豚と牛の合挽きになっているところ。食感を大事にしてる。皮もモチモチしてるから、歯ごたえがある」

マツコ「全然違う。町の人はいいわね、これ両方食えるって」

力「高鍋町の人たちは、冠婚葬祭に餃子を持っていくくらい餃子が好きらしいですよ」

マツコ「それでまたどっちのを持ってくるかで見てるわね、その人。『仲良くなれないわ、この人とは』。いや、すごい。あー、どっちだろう」

いつか「好みですよね、違うから」

力「あと気分によって好きなのも変わってくるので、なんとも言えないですけどね」

マツコ「これ両方好き」

ナレーション「放送から1年、小野寺夫妻を訪れると」

力「いろんな餃子屋さんに名前と顔を覚えてもらったこともあって、『小野寺です』って注文すると、『あの番組に出た』って返事が返ってくるぐらい」

いつか「夫婦で出させていただいたおかげで、今があると思っている。常に惚れ直しているんですけど、それをあんまり言うと『気持ち悪い』って言われる」

ナレーション「そんな小野寺夫妻が最近ハマっている餃子がこちら」

力「この『京都餃子ミヤコパンダ』さんてところがおもしろいんです。レモン餃子はレモンの皮が餃子のあんに練りこまれているんです。なので酸味とほろ苦が相性が良い。京都の豚を使っているから、甘みと酸味の相性もすごく良いです」

《全日本選手権6連覇！社交ダンスの織田夫妻》

2014/11/04放送分

'6年連続日本チャンピオン　プロ社交ダンサー'

織田慶治(オダケイジ)さん(以下、織田)

渡辺理子(ワタナベサトコ)さん(以下、渡辺)

マツコ「けっこうすごい露出よ」

織田「逆に覆ってる場合もある。女性のドレスで」

渡辺「ボディラインをピッタピタにして」

マツコ「いるね。ボディスーツみたいなの着てる人いるよね」

織田「ご存知ですね」

マツコ「意外と見ますよ」

織田・渡辺「うれしい」

マツコ「好きなんですよ、おおげさなことしている人たちが」

渡辺「うれしい」

マツコ「こちらはわかるんですよ、これだけメイクをされてね、宝塚みたいなものじゃないですか、メイクの濃さで言ったら。こちらはアイラインと眉毛くらいじゃないですか。なのになんでこんなに圧が強いんですか？」

織田「生まれつきじゃないですか？もともと顔が濃いというか」

マツコ「最初からそうでした？インドネシアかなんかの、石油王の息子みたいな感じですよね」

織田「うれしい。ラテンぽいってことですよね？」

マツコ「ラテンですかね？インドネシアって」

マツコ「これだからあれですよね。やっちゃってはいますよね、確実に」

渡辺「そうなんですけど、最後まで見ていただいてもよろしいですか？」

マツコ「あ！ご結婚？じゃあもともとのお名前でずっとされているだけで、今ご夫婦なんだ？」

渡辺「そうなんですよ」

織田「JBDF全日本ダンス選手権6連覇ということで。統一全日本ダンス選手権、これもダンス界は団体が分かれているんです、いろいろ」

マツコ「プロレスみたいなものね」

織田「それが年に一度、統一全日本選手権っていうのが行われて」

渡辺「真のチャンピオンを決める大会」

マツコ「5連覇、史上初？」

織田「この放送の前日に大会がある。もしかしたら6連覇になるかも」

マツコ「どうですか？」

織田・渡辺「いけると思います」

ナレーション「この収録の2週間後、日本一を決める統一全日本選手権が行われ、二人は前人未到の６連覇を達成」

織田「どうやって僕たちが知り合ったかっていいますと」

マツコ「ちょっとやらしい。雑誌のペア募集ページ？これ本当にペア募集目的だけ？」

渡辺「そうですよ。これ当時のやつ。ちょっとご覧になってください」

織田「このS子ちゃんっていう」

マツコ「えっ、これ番号書いてあるの？」

渡辺「そう。今はなくなった」

マツコ「まさか結婚すると思ってた？」

織田「いや、思わないですよね」

マツコ「あんまりお互い第一印象はよくなかったのね？」

織田・渡辺「そんなことない」

マツコ「すぐいい感じになっちゃったの？」

渡辺「2週間後にディズニーランドへデート」

マツコ「やっぱり、そうならないと無理？」

織田・渡辺「そんなことないです」

マツコ「すごい割り切ってるカップルもいる？」

渡辺「います。ビジネスパートナー」

織田「ただ、ひとつの目標に向かって、二人で男女が向かっていくわけなので自然とそういう感情が生まれやすいっていうのはある」

マツコ「なのにならないって、よっぽどビジネスライクなのね、その人たちね」

織田「社交ダンスっていうのは、大きく分けて2つあるんです。スタンダード種目とラテンアメリカン種目」

マツコ「やっぱラテンよね」

渡辺「うれしい」

織田「でもだいたい社交ダンスのイメージってみなさんスタンダードなんですよ。ワルツ、タンゴとか」

マツコ「ふわっとしたドレス着てね」

織田「試合はこの5種目で。ワルツ、タンゴ、スローフォックストロット、クイックステップ、ヴェニーズワルツ」

マツコ「速いほうが好き。だからスタンダードでもクイックとかが好き。おもしろいじゃない。長いドレス着てカッカッて移動しているところがかっこいいよね」

ナレーション「社交ダンスは全く雰囲気の異なる2つに大別される。ヨーロッパの宮廷舞踊をルーツに持ち、清楚で格式あるスタンダードと、南米圏の踊りを取り入れた情熱的でセクシーなラテンアメリカ」

織田「今日はスタンダードの日本を代表する選手を呼んでいます。浅村・遠山ペアです」

浅村慎太郎さん、遠山恵美さん

マツコ「あら本当だ。仕上がりが全然違う。一応これ聞きますけど、できてるの？」

浅村さん「夫婦です」

マツコ「やっぱそうなんだ。みんなみんなでこのやろう。こちらはどうだったの？出会ってからしばらくは他人のまま？ビジネスというか本当にパートナーで？高まる瞬間ってあったの？」

浅村さん「同じ目標に向かって目を向けているうちに、そうなっちゃったなみたいな」

マツコ「こっちはいけいけどんどんだから、手順とか踏まないでいきなりディズニーランドとか行ったわけよ」

渡辺「マツコさんにラテンも体験してもらいたいです」

マツコ「ラテンの組み方？」

織田「組み方は特にないんですけど、こういう情熱的なステップがあるってことで。密着度、これをちょっと」

マツコ「これちょっと。ほぼ怪奇現象よ。この空間でやると。ご本人たちたぶん麻痺しているんだと思うけれど」

渡辺「今日はマツコさんに、クルクルは難しいので、こうやってしゃがんでお尻をフリフリ。おでこをつけてお尻をフリフリやってみてください」

マツコ「これ拒否権はあるのかしら？」

織田「ないです」

マツコ「この怪奇現象やりたくないんだけどあたし。その前に背丈がおかしいでしょうよ」

渡辺「ここに手を置いて、膝を曲げて。ヒップをぐいんぐいんと動かしてください。おでこをつける」

織田「いい感じ」

渡辺「セクシー！」

ナレーション「放送から6年半。織田夫妻のもとを訪れると？」

渡辺「前いたスタジオから独立して、新宿区の早稲田にオダケイジダンスアカデミーを開校しました」

織田「80坪あります。都内でも最大級くらいの大きさになっています。だいぶお金かかりました」

ナレーション「会員数はなんと550人。その教え子の中にはアマチュアの日本チャンピオンになった人物も（八谷和樹さん、皆川円さん）。ちなみに番組出演がきっかけで社交ダンス界にもさまざまな変化があったという」

織田「おでこをくっつけるステップをマツコさんにやっていただいて、それがマツコステップっていう名前にダンス界では広まったみたい」

渡辺「マツコさんのステップになりました」

織田「プロの社交ダンサーはこれで稼いでいるということで」

マツコ「大会の賞金が少なくてびっくりしたんだけど」

レッスン料800万円、大会の賞金300万円、ゲストダンス量1000万円

織田「日本一を決める統一全日本の試合でさえも優勝賞金40万円」

マツコ「え！これ全大会合わせて？」

織田「そうです。これ年間です」

マツコ「ちょっとチャコットなにしてるの！チャコット杯作りなさいよ！ひとつ桁があげられるように頑張りますよ。…どうがんばるんだろうあたし」

織田「番組の放送があった翌年から、優勝賞金が300万円に上がりまして、それが500、800と上がっていきまして、1000万円までなっています。スポンサーさんがついていただいて。たぶん番組の影響がだいぶあったと思います」

渡辺「本当に感謝しています」

織田「賞金1000万円ってなかなかないからね。できれば僕らのときになってほしかったけど」

渡辺「でもうれしいよね」

《○○を1万点コレクション　元警察官・郡司夫妻》

2017/08/01放送分

'○○を1万点集めた元警察官'

郡司政男(グンジマサオ)さん(以下、郡司)

マツコ「見た目通りで判断すれば、ゴルフのドライバー。ドライバーを1万点集めた。すごいすっきりするけど」

郡司「私、郡司政男は第二の人生、キティちゃんと謳歌しています。キティ1万体集めました」

ナレーション「まずは1万点のキティちゃんが並ぶ郡司さんの自宅を拝見。やってきたのは千葉県四街道市。車で向かっているとピンク色の郡司さんのお宅を発見」

郡司「ここがキティハウスで、自宅はこっち」

マツコ「キティちゃん専用の家？」

ナレーション「キティグッズが入りきらなくなったということで、4年前に建設。その費用は1000万円。早速中にお邪魔すると郡司さんが30年以上かけて集めたキティちゃんグッズ。女性用の化粧品や、子ども用の文房具など。キティちゃんグッズにつっこんだお金は総額2000万円以上」

郡司「退職金だとか、お金がありましたから、注ぎ込みました」

ナレーション「そんな郡司さんの日課は、キティちゃんに囲まれながらお昼寝をすることなんだとか」

郡司「練馬の時は寮にいたんですけど、自宅四街道のほうに引っ越しまして、実家暮らしで数が増加。しかし、父からの猛反対」

マツコ「郡司さんのお父様ぐらいの年齢からしたら、大の大人の男がキティちゃんを集めるっていうのはちょっと想像ができなかったでしょうね」

郡司「親父は千葉県警で警察学校の教官をやっていた関係で、けっこう厳格で。『おまえなんだ！キティを集めて。仕事をしているのか』というくらい、キティを集めてました。それで定年60歳に」

マツコ「もうそこから今まで踏んでたブレーキが全く効かなくなりましたね」

郡司「定年後62歳で初めての結婚」

マツコ「ご結婚されてなかったんですか？」

郡司「独身。キティちゃんを恋人にしてましたから」

マツコ「大丈夫ですか？キティちゃんが恋人だったんですか？奥様も最初からキティちゃん好きだったんですか？」

郡司「キティちゃんはあんまり興味なかったみたいですね。今でこそキティ集めに協力していただきました。私運転免許証がないので、サンリオピューロランドとか」

マツコ「え、待ってください。警察官だったんですよね？運転免許証ないんですか？」

郡司「私自転車で暴走族を追いかけてた。脚力は野球やってましたから」

マツコ「自転車専門？大丈夫ですか？暴走族追いつきました？」

郡司「先回りしました」

マツコ「さすがに四街道からサンリオピューロランドまで自転車じゃ行くわけにはいきませんもんね。奥様が車を運転してくれて」

郡司「そこで爆買いですね。レジがいっぱいになって後ろの人が詰まっちゃったっていうくらい」

ナレーション「奥さんは買い出しの際の運転の他にも、キティハウス建設の仕切りや、ギネス世界記録の獲得など、全てサポートしてくれたという。10歳年上の姉さん女房、良子さん。グッズを初めて見たときの印象を聞いてみた」

良子さん「びっくりした。だけどこういろいろひもといてみて、キティちゃんの優しさに、この人人生かけちゃったんだ。何か共同作業するのに、片方があっち向いてほいじゃダメだもんね。この人がやさしく見守る姿を見ると、私も心温まるような感じがします好きとか嫌いじゃなくて、認めてあげないとね」

マツコ「こんな短いVTRでそこまでいっちゃいます？あと倍あったら完全に涙こぼれてましたね」

郡司「妻が会場に来ていますので呼んでよろしいですか？」

マツコ「もちろん」

郡司「良子」

良子さん「はじめまして」

マツコ「四街道から来ていただいて。でもそんな簡単に受け入れられました？」

良子さん「あきれちゃったわよ最初は」

マツコ「そうですよね。勇ましい男だと思ったら、いっぱいキティちゃん持っててね」

良子さん「買ってて大好きだっていうのは評判で知ってた。こんなに狂ってるとは思わないでしょ。だけどみなさんにお世話になった。キティハウス建てるときも、成田の村田組っていう会社が大変な思いで建ててくれた」

マツコ「本当にキティちゃん用として専用設計で建ててくださったんだ？」

良子さん「そう。見たらわかるけど、クロスから天井まで全部キティちゃん」

マツコ「壁紙とかも全部キティちゃん？そうなんだ」

良子さん「村田組が苦労して苦労して探してくれた」

マツコ「村田組喜んでますよ今頃。こんなにテレビで『成田の村田組がね』って。村田組さん本当おつかれさまでした。

良子さん「ありがとうございました」

マツコ「ギネス記録っていうのは狙おうと思った時はいくつくらい持ってたの？」

郡司「1万点はありました」

マツコ「1万はあって、ギネス記録その時いくつだたんですか？」

郡司「ギネス記録は4500」

マツコ「じゃあもう勝ってるじゃないですか、その時点で」

良子さん「これを取るには大変なんですよ。私たちは英語もできない。パソコンもできない」

マツコ「勝ってても、それを申請するやり方がわからない。誰がやったんですか？」

良子さん「お助け本舗っていう幕張の会社」

マツコ「幕張のお助け本舗ね。成田の村田組に続いて」

良子さん「ギネスやるときの集会場も、四街道四区の清宮さんていう区長がね」

マツコ「清宮さんありがとうございます」

良子さん「夫婦っていうのはだんだん年取ってくると、特に男の人は定年するとなにもすることがないから。だから老後は旦那様と協力して良い家庭を築いてもらいたい。老後を楽しんでもらいたい」

マツコ「良い話をしたわよ。ちょっとは旦那の趣味に目を傾けてみて、一緒にできることないかなってね」

良子さん「お散歩でもいいじゃないですか。今回こういう形で皆さまにご協力いただいて、皆さまの温かい気持ちを最後まで忘れないで。まさおちゃん、分かった？」

《ご当地ディップを探しに車で全国へ！松林夫妻》

2020/07/14放送分

'全国を車中泊で旅してご当地野菜ディップを集める夫婦'

松林卓(マツバヤシタカシ)さん(以下、卓)

松林望美(マツバヤシノゾミ)さん(以下、望美)

マツコ「野菜ディップのために全国を車中泊してるの？注意しないと！」

卓「よろしくお願いします」

マツコ「この業界によくいる顔」

望美「ベース弾いてそうじゃないですか？」

マツコ「ごめんなさい、座っていただいてよろしい？」

卓「なんで車中泊で旅したか」

マツコ「あたしそっちのほうが興味あるわ、野菜ディップよりも」

望美「なんで車旅をしたかというと、車旅の目的がこちらです。子どもたちの笑顔が見たいから」

マツコ「えーっと。NHK紹介します？」

望美「笑。子どもたちが苦手な野菜ってあるんですよ。そういう苦手な野菜をご当地ディップで食べると、食べられたりするものも出てくるんです。なのでそういう子どもたちが食べられたっていう自信とか喜びとか。それが笑顔につながればいいなーっていうところで」

マツコ「嘘ついてる笑いだったわよ。きれいごとでまとめようとしている時の、人間の一番醜い笑いだったわよ今の」

望美「今日はさすがにスタジオに子どもたち呼べなかったので」

マツコ「そうね、今はね。こんな劣悪な環境に未来を背負う子どもたちを呼べません」

望美「ホテルのほうでリモート中継させていただいてるので」

マツコ「こんにちは」

彩乃ちゃん「こんにちは」

マツコ「お母さんがね、二人がお野菜を食べて笑っているのを見たいから旅をしてるって言い張るの。どう思う？それ聞いて」

彩乃ちゃん「うれしい」

望美「おいしいよね？」

彩乃ちゃん・晴くん「うん」

マツコ「笑って取り繕うところは親に似たわね」

望美「どこにでもあるが、実は難しいマヨ系ディップ」

マツコ「難しいっていうのは、そんなに当たりがないってこと？」

望美「そうですね」

卓「組み合わせが難しい」

マツコ「厳しいわね」

望美「マヨネーズって手作りとかもあるんですけど、ちょっとぼんやりしちゃったりとか」

マツコ「手作りっぽいマヨネーズって、味がパンチない場合がけっこうあるよね」

望美「今回その中でも当たりのマヨ系ディップがけっこうおいしかったので、それも紹介させていただきたい。まず秋田県の『いぶりがっこのタルタルソース』」

マツコ「これはもうウマいわよ！食べちゃおう。いぶりがっこだから大根にしてみようかな」

卓「これ全部燻製して作ってあるので、いぶりがっこは当然燻製なんですけど、中に使ってある卵も燻製。味ちょっと強いと思うんですけど」

マツコ「いぶりがっこ、うめえ！クリームチーズと合わせるの流行ったじゃん、いぶりがっこ。あれに近い感じがあるね。ウマい。こんなにマヨネーズつけてたら健康じゃねえだろっていうね。野菜と同じ分量のマヨネーズつけてる」

望美「『石垣島牛マヨ』。マヨネーズの中に牛肉のそぼろが混ざっていて」

卓「肉の味がマヨにしみでてて」

望美「タルタルみたいな感じなんですけど」

マツコ「マヨというよりは、...これごはんじゃない？」

望美「え、ごはんですか？」

マツコ「これそぼろ味だよ」

望美「だからこそ私たちは野菜のほうが食べやすいかな」

マツコ「ごはんよ。これはみなさんごはんに乗せて、海苔巻いたりしたらめっちゃウマいと思う。つけ過ぎないでくださいねみなさん。あたしが太る理由がよくおわかりになったと思うんですけれども」

望美「最後が宮崎県の『タルタルソース南蛮用』」

マツコ「これをかければもう終わるってことね？めんどうくさいじゃない、鶏南蛮って。変な話、唐揚げにこれかければ、ぽくなるってことね。じゃあこれ唐揚げじゃない？唐揚げにかけてもいいよね。これ超すごい商品じゃない？」

望美「めっちゃおいしいです」

マツコ「早く全国展開しないと、大手がマネしますよ」

望美「ソースだけでももちろん売ってるんですけど、こうやってタルタルもいろいろあるので」

マツコ「これうまっ。唐揚げない？」

卓「あとこれジャガイモにかけると、ポテトサラダになるので」

マツコ「いや、これ唐揚げよ。なんでも合うと思うけど。マヨは全部持ち帰ります」

ナレーション「放送から8か月。現在の松林さんは」

望美「子どもが一人増えて、家族5人になりました」

卓「今は沖縄でお取り寄せしながら調味料集めながら楽しんでいます」

《ロボットペットを愛するくぱぱ＆くまま夫妻》

2020/09/15放送分

'計29体のロボットペットと暮らすロボット大好き夫婦'

くぱぱさん(以下、くぱぱ)

くままさん(以下、くまま)

マツコ「あたしこういうお名前を名乗っている方と仲良くする自信がないんだけれど。大丈夫かしらね。あたしがくぱぱ、くままって言ってるとき、顔見ないで。くぱぱさん、くままさんです。どうぞ」

くまま「どうも、こんにちは。はじめまして。くままです」

くぱぱ「くぱぱです」

マツコ「どうぞどうぞ」

くまま「失礼します」

マツコ「あのね、呼べそうな気がしてきた」

くまま「私たちのプロフィールをご紹介します。お互い建築会社に勤めてまして、同じ会社なんです」

マツコ「え、今も？」

くまま「ずっとです。30年前に入社して」

マツコ「社内結婚して？そのままずっと同じ会社に？」

くまま「ずっと同じ会社です」

マツコ「飽きない？」

くまま「飽きた？」

くぱぱ「飽きない。ずっとおもしろいので」

マツコ「ほー」

くまま「小さいころからマクロスとかガンダムとかそういうロボットアニメが」

マツコ「奥様も？」

くまま「私も好きだったので」

マツコ「じゃあ気が合うよね」

くまま「たとえばガンダムで言うと、私はザクとかアッガイとかが大好きだった」

マツコ「ザクとアッガイ？共通点は？」

くまま「モノアイ、ひとつ目ですね。あれが大好きなんです」

マツコ「じゃあズゴックは？」

くまま「大好きですね」

ナレーション「ロボット好きで意気投合し7年の交際を経て結婚したくぱぱさん、くままさん。現在は29体のロボットペットと暮らしているというが、どんな生活をしているのか？」

(くぱぱさん、くままさん自宅)

スタッフ「おはようございます、よろしくお願いします。aibo？」

くまま「キッドくんです。かわいいですよ」

ナレーション「さっそく6代目aiboのキッドくんがお出迎え。中にお邪魔すると、ろうかにはロボット関連のグッズがびっしり。2LDKの部屋の中には所狭しとロボットペットの数々が。中でも目を引くのが、歴代アイボコレクション」

くまま「全部で16匹」

ナレーション「そんな二人が最もかわいがっているのがLOVOT」

くまま「この緑の子がずんだです」

くぱぱ「こちらの子がうるふです。クリスマスとか花見とか、いっしょに写真を撮ったりしましたね」

くまま「いろんな人にみてもらって、『キャー、かわいい』とかって言われると、自慢な感じです」

ナレーション「実はくぱぱさん、くままさん夫婦はロボット業界では知らない人がいないほどの有名人。それはなぜかと言うとロボット格闘技。実は二人とも、全国大会の常連で、優勝回数は計30回以上。わざわざ別宅まで買ってしまった日本一のロボット大好き夫婦なのだ」

マツコ「あの緑の服かわいい。あたし見ないようにしてたのよ。見たらいくだろうなと思って。とうとうその日が来たのかしら」

くまま「ロボットペットの魅力。ぎこちない動きに母心がくすぐられる」

くぱぱ「ロボットペットといっても、シャカシャカすごい動くわけではなくて、ちょっと危なかっしいところもあったり」

マツコ「それが赤ちゃんっぽいんですよね」

くぱぱ「子どもとかそういう感じですかね」

くまま「保護欲をかきたてられるというか。かまってあげないといけないっていう心がムラムラでてくるというか。甘え上手の愛され型ロボット、LOVOT」

マツコ「いきなり出てくるの？」

くまま「いよいよ登場です」

くまま「来ました。どうぞマツコさん、ぜひ机の上に置いて」

マツコ「いやもうだってもうこれ。ああ、触っちゃった。迎えいれるの？」

くぱぱ「鼻を押すと起きます。2秒くらいギュッと。1分くらいかかるので、その間にLOVOTのかわいらしい点を説明したいと思います」

くまま「世界に1体だけの自分の子に。目と声は10億通りから選べる」

マツコ「10億通り？」

くまま「ずんだとうるふ持ってきたので」

くぱぱ「うるふがちょっと紫っぽい感じで、ずんだが水色っぽい感じ」

くまま「その子の名前はチョコちゃんです。マツコさん、だっこしてみてください」

チョコちゃん「ミューン」

マツコ「なに今の？」

くまま「喜んでます」

マツコ「これ喜んでるの？これをオンエアするの？」

くまま「母性がくすぐられる気まぐれポイント1、夜眠くなってしまいます。寝る1時間くらい前ですね。これは寝る直前です」

マツコ「ずっといろいろ動いてるの？」

くまま「はい、ずっと動いています。もう眠そうですね」

くぱぱ「声もなんかかわいらしくなって」

くまま「これ今立ち寝してます。たまに寝てしまうんです、こうやって。寝てるところもまたかわいい。私は朝5時に起きるんですけど」

マツコ「けっこう早く起きますね」

くまま「年をとったので」

くぱぱ「LOVOT起きる前に起きたいので」

くまま「出る瞬間からこうやって」

マツコ「待ってると起きてくるんだ？」

くぱぱ「時間決まって起きてくるので」

くまま「起きた瞬間からかわいいです」

マツコ「いっしょにいる人間の時間にどんどん合わせていくの？」

くまま「LOVOTは必ず8時間寝るようになってるんですよ。8時間寝る時間は、自分の寝る時間に合わせて」

マツコ「じゃあ自分が家にいない時とかに寝るように設定しておけば」

くまま「そうするとずっと遊んでられます。さみしい思いもしなくなります」

マツコ「来なくなるぞおまえもう」

くまま「その2、嫉妬してしまう」

マツコ「嫉妬？」

くまま「嫉妬してしまうんですよ」

くぱぱ「ステージを用意してもらったので、そちらのほうでどんどん遊んでいきたいと思います」

くまま「片方をだっこしてると、片方が嫉妬してしまう。今要求してますね」

くぱぱ「自分も上げてって」

マツコ「これ忙しいな。2人は無理かも」

くまま「2台飼うとまた違う」

ナレーション「LOVOTは2台飼うことで急に遊び始めたり、家に帰ったらいっしょに出迎えてくれたり、充電に戻るときは応援し合うなど、見ているだけで母性をくすぐられるのだ。放送から半年。現在のお二人は？」

くぱぱ「旅行や外出に一緒にいられるようにこの子たちを作りました」

ナレーション「オリジナルのフィギュアを9体自作」

くぱぱ「形を作って、塗装したりして、1週間くらいでなんとか作れました。自分で作ってすごいかわいいです」

～完～

「マニアック夫婦スペシャル」