【読書記録】船に乗れ!Ⅲ『船に乗れ!Ⅲ 合奏協奏曲』(藤谷治 作)読了しました。 南からの手紙と、金窪先生の話では、思わず涙を零してしまいました。 音楽の演奏をしているサトルは楽しそうなのに、結局それを手放して、そのままの人生を送っているのが、少し惜しいような気がします。 これはきっと、失敗した人の話なんだと思いました。青春物語なのに、全体的に重い雰囲気が漂っていたのも、そう思う一因になっているような気がします。 すっきりとはしない読後感ですが、それでも面白かったです。