うっそ~、折角書いた記事が途中で消えた。。。
復元ならずだなんて悲しすぎる。。。
気を取り直して、もう一度。
占星術だと現在、太陽の位置が宝瓶宮に属するこちらの星座
Zodiac Collection/Aquarius(水瓶座) 1998年
練香水:プレジャーズ
セカイモン経由ebayにて入手。
エスティローダーの黄道十二星座は、国内外問わずでなっかなか出品されないのですが。
殊に難易度高いのが、水瓶座と射手座、魚座、蠍座かなあ~。
十年以上を経て漸く巡り会えたうちの一つ、水瓶座。
手元に無事届いた時には安堵しました
別角度より
水瓶座には、毎年5・6・8月と3回に分けて三つの流星群を見ることが出来ます。
その流星群を表しているのか、留め具以外に21個ものクリア色の
ラインストーンをちりばめた華やかな水瓶座容器
水瓶を掲げ持つ裸身の乙女を描いた大きな水瓶より幾重にも溢れ出す水流は、まるで三つの流星群を表しているかのよう
乙女座の乙女も裸身で描かれていますが、水瓶座の乙女とはまた違います。
エスティのエルテコンパクトでも説明しましたが、水瓶を捧げ持つのは本来乙女ではなく。
トロイの美少年王子ガニュメデスの役目なんですけどね
という訳で、ご紹介するのはコチラのMAD動画。
聖闘士星矢で屈指の人気を誇る黄金聖闘士、アクエリアスのカミュVS氷河の師弟対決をMAD動画にしたのは海外ファンの方。
曲は、牡羊座でも紹介したウィズイン・テンプテーションの曲「Somewhere」。
哀愁を帯びた物悲しくも感じるバラードが、師弟対決に華を添えています。
聖闘士同士の私闘をアテナは禁じているのですが。。。
このMAD動画を見ていると、アクエリアスの究極奥義オーロラエクスキューションを
カミュの生命を賭けて氷河に教えているようにも見えて
カミュの背景に描かれた水瓶を掲げ持つ乙女がこれまた美しい
氷河にヘッドパーツを弾き飛ばされたカミュ。
原作では燃えるような赤毛の我が師カミュですが、アニメ版のカラーも好きです
宝瓶宮戦は、TVアニメでは1話しか放送されなかったのに、
カミュVS氷河の師弟対決もあってか作画が非常に美麗なんですよね~。
この後、双魚宮戦では3話を使用してアフロディーテVS瞬戦が展開されるのですが、
途中から作画崩壊していて「これダレ!?」な絵柄に。。。
アフロさんは88星座の聖闘士中一番美麗だけれど硬派な黄金聖闘士なのに。。。
マザコン設定だけれど「氷原の貴公子」の異名を持つ白鳥座の青銅聖闘士・氷河。
リアルタイムで原作およびTVアニメ放送時は、一番好きなキャラでした
マザコンの原因となった氷河のマーマことナターシャさん。
マーマの中の人は「一休さん」だと伊予の局=母上様、あるいは「ナウシカ」でラステルの母様を演じた坪井章子さん。
7歳で日本にいる父(沙織さんの義理の祖父・木戸光政)に会いに行く途中、海難事故でマーマと死別した氷河。
14歳で聖闘士になっても、聖闘士になった理由が毎日永久凍土を割っては極北の海中をバラを咥えてマーマの亡骸に会いに行くほどマザコンなのは仕方ないとしても、だ
「Ω」21話で「謎の男」として登場した氷河が、三十路になっても尚マザコン設定だとは思わなかったわ
このMAD動画の冒頭、氷河の出生地で聖闘士修業地でもあるシベリア大陸の上空にはオーロラが出現し、数多の白鳥が舞っています。
アニメの本編は21分放送ですが、1秒につき最大で24個のコマ割が使用されるんだそう。
当時のアニメはセル画製作ですが、予算の都合により1回の放送に使用できるセル画数は3,000枚前後と決められていたために、前回ご紹介した「止め絵」などを使用してコマ数を稼ぐと同時に、作画を手がけるアニメーターさんの負担を減らしていたのだとか。
荒木・姫野コンビが手掛けた作品の特徴の一つに、他のアニメ作品にみられない独特の「髪のなびき」が挙げられます。
白鳥の羽ばたきもですが、コマ割を最大限使用して作画していたのでしょうね
氷河が自身の技ダイヤモンドダストを打つ時でも、セル画では技の前振りが非常に滑らかだったのに「Ω」ではどこかぎこちない作画だったのは、CG多用による予算の都合もあるのでしょうがコマ割が不足してたんだろうなあ~。
そして玉響が個人的に、
水瓶座の
水瓶座による
水瓶座のための動画
だと思って紹介するMAD動画はコチラ↓
動画はもちろんカミュVS氷河なんですが。
使用されている曲は一瞬、TRFと勘違いしそうになりますが、実際はHIM(エイチアイエム)というボーカル&ダンスユニットによる楽曲「AQUARIUS」を使用。
後年、女性4人のユニットMAXが「銀河の誓い」というタイトルでカバーしていますが、HIMのがオリジナルです
ちなみにカミュを演じたのは、納谷六朗さん。
「納谷さん」と聞くと、「ルパンⅢ世」で銭型警部や「ナウシカ」でのユパ様を演じた納谷悟朗さんを思い浮かべる方が多いようですが、六朗さんは悟朗さんの実弟です
六朗さんは他にも「クレヨンしんちゃん」で園長先生など多くの役を演じていますよね。
六朗さんが20歳のカミュを演じた時は50代でしたので、一体どんな演技をするのだろうと出番のなかった星矢役の古谷さんをはじめ多くの声優さんが見守る中、カミュをアフレコしたのは有名な話です
そしてね。
TVアニメ版の聖域十二宮戦を順次見ていくと気づくのですが。
現在のデジタル作画と違い、黄金聖闘士が纏う黄金聖衣の色合いにバラツキがあるのが判ると思います
その理由をご存じですか?
黄金聖闘士の髪の色が、シャカ以外は金髪ではない理由も
上記でも述べましたが、当時はセル画による動画フィルム作成
聖闘士星矢のTVアニメ放送終了後、10年ほど経っていたのかな、ある日全国紙の新聞に当時聖闘士星矢の作画(記憶が曖昧ですが、作画監督さんだったかも?)を務めた方のコラムが載っていました。
(社会人になって以降はアニメージュやアニメディアなどのアニメ雑誌は未読で、ネット登場以前の1990年代に読んだ記憶があるので新聞掲載のコラムだと思います。記憶違いだったらごめんなさい^^;)
その記事によると、当時セル画を描くにあたっては「アニメカラー」という塗料で彩色していましたが、このアニメカラーを製造・販売していたのは国内で一社のみでした
80年代はアニメ全盛期と云ってもよいほど、毎日ゴールデンタイムには何かしらのアニメ作品が放送されていて。
そのアニメ作品全てに、国内ただ一社が提供するアニメカラーが使用されていました。
聖闘士星矢でも、氷河の髪色や天馬座・竜座の聖衣などに黄色のアニメカラーが使用されているのはご存じのとおり
ところが十二宮戦が始まって、各宮の黄金聖闘士が出てくるようになると。
聖闘士星矢に携わったアニメーターさん達は少しでも黄金聖衣の、鎧の質感・重厚さを出そうと、使用するセル画全てに通常の2倍・3倍も黄色系のアニメカラーを塗ったのだそうです
一枚一枚完成したセル画をフィルムに焼き付けて一話にまとめていくのですが、星矢担当のアニメーターさん達はほぼ不眠不休で、フィルムに焼き付ける二時間前まで何度も黄金聖衣を塗り重ねたそう。
セルに塗ったアニメカラーを乾かすのに二時間かかったそうですよ。
黄金聖衣を何度も塗り重ねるものだから、次第に黄色系のアニメカラーが枯渇し
同時期に放送中だった他のアニメ作品で黄色が使えなくなるほど、アニメ業界全体で黄色系アニメカラーが足りなくなったそうで
アニメカラーの製造会社でも最大限、黄色系アニメカラーの増産体制をとったそうですが、それでも追い付かないほど黄金聖衣に黄色系アニメカラーが使用されたのだとか。
原作漫画に登場する黄金聖闘士は金髪が多いのですが、TVアニメ化の際にはキャラデザした荒木・姫野コンビにより様々な色合いの髪(青系が多いですよね)に色彩設定されました。
設定時はまさか後日、黄色系アニメカラーが足りなくなるなんて夢にも思わなかったのでしょうけど。。。
他作品に携わるアニメーター達より多大に文句や苦情を言われても、星矢担当のアニメーターさん達は黄金聖衣の質感に拘ったのだそうです
今回ご紹介のTVアニメ版アクエリアス・カミュの黄金聖衣は特に、白系カラーも取り入れて聖衣が塗られているのが判ります。
対戦相手の氷河が金髪なので、本当なら数話かけて作画したいところを1話で収め、且つ黄色系カラーの使用量に注意したのでしょうね^^;
時々ネット上で、「カミュの聖衣の上腕部(二の腕)のパーツが描かれてない」との指摘を見るのですが、その理由は黄色系アニメカラーの使用量を抑えるため、宝瓶宮戦ではカミュの上腕部の聖衣を敢えて描かなかったのだそうです
(コラムによると、話が進むにつれ、聖衣を描かなくとも問題なさそうな部分がカミュの上腕部のみだったらしい)
各黄金聖闘士のヘッドパーツが脱げたりしたのも、ヘッドパーツの作画が大変+黄色系アニメカラー不足を減らすためだったのだとか。
そのため、原作では聖域十二宮戦後は海皇ポセイドン編が始まるところを、アニメ版ではアニメオリジナルストーリーのアスガルド編を放送し。
原作との尺を稼ぎつつ、黄色系のアニメカラーが他のアニメ作品に行き渡るように配慮し。
同時にポセイドン編で海闘士・七将軍が纏う鱗衣(スケイル=アテナの聖闘士の聖衣に相当)は、黄色系ではなく赤みを増したオレンジカラーで彩色したそうですよ
上:旧作、下:セインティア翔で、力尽きた我が師カミュ。
セル画、デジタル作画どちらもそれぞれの良さが出ていて美しい。。。
氷河にはアニメオリジナルキャラの師匠・クリスタル聖闘士なんていないのよ
水晶先生好きな人には申し訳ないけど、88星座でもないし。
水晶先生がいなければ、
「我が師の師は師も同然」
なんて迷言も生まれなかったわけで
氷河の師匠は、和菓子カミュのみなのよ
クリスタル聖闘士のみならず、幽霊聖闘士、炎熱聖闘士、鋼鉄聖闘士もアニオリキャラですけどね~
旧作ではいつの間にか存在が消えた鋼鉄聖闘士が、まさか「Ω」で伏線回収されるとは夢にも思わなんだ~(笑)
弟子である氷河を大事に思ってるからこそ、氷河のマザコンを直そう聖闘士としての自覚を促そうと千尋の谷に突き落とす覚悟で。
敢えてマーマの眠る沈没船を、黄金聖闘士の圧倒的な力でもって更に4000メートルの深海に沈めたのよね。
原作では当初、蠍座のミロが氷河の師匠の予定でしたが、カミュで良かったと思うわ~
現在はデジタル作画で黄金聖衣も色合いが統一され、「セインティア翔」では更にCGで煌めく効果も付加されていますが
旧作のTVアニメ版では、アニメーターさん達による不休の努力と拘りが十二宮戦~ハーデス戦での黄金聖闘士たちをより輝かせ、原作漫画の発表から30年以上を経た現在においても「Ω」や「黄金魂」など非常に人気を誇るキャラクターになりえたのだと思います
ムウ様やアイオリア、ミロ、シャカ、カノンも非常に人気の高いキャラですが、サガやシュラ、カミュも負けず劣らずの人気ですものね~
サガの双子の弟であるカノンは、セインティア翔で出番はあるのかな?ないだろうな~
あくまで偶然だと思うけれども。
水瓶座を含むエスティローダーの黄道十二星座練香水容器をデザインした人って、聖闘士星矢を視聴してたのかしらね~?
*オマケ*
このMAD動画、聖闘士星矢の動画に様々なCM音声を当て嵌めているのですが。
是非、最後まで見ていただきたい(笑)
作者さんのセンス抜群で非常に笑えるので、NK細胞が活性化すること間違いなし
特にコカコーラさん、「AQUARIUS」というキーワードによって作られたこの動画なら真夏にアクエリアス購入する人がもっと増えると思うのよ~!!