長男犬・福が天国に逝って、1週間。
こんなに泣いたのは、人生で初めてかもしれない。
おじいちゃんやおばあちゃんを見送った時も悲しかった。
長く同じ時間を過ごした男と別れた時も悔しくてたくさん泣いた。
だけど、福との別れはそのどれとも違う
言葉にし難い後悔と苦しみが何度も襲ってきた。
どうして病気に気づいてあげられなかったのだろう。
どうしてもっと一緒にいる時間を作ってあげられなかったのだろう。
あんなに好きだったお散歩、もっと連れて行ってあげたらよかった。
大好きなキュウリ、食べられるうちにもっとたくさん食べさせてあげたらよかった。
飼い主を独り占めしていたころのほうが幸せだったんぢゃないか……本当にとめどない。
半日でティッシュを2箱使い切り、塩分でいまだに顔はカッサカサ。
この1週間は、福のことばかり考えていて、気づいたら涙が溢れ出す始末。
所詮イヌ、と思っていたのになんなんだろう…。
寄り添われることが恥ずかしかったり
「福は幸せだったと思う」…みたいな慰めの言葉に苛立ったり、ホントどうかしている。
どうしたら、この悲しみから抜け出すことができるだろうか。
時間が解決することはわかっているけど…
あまりに闇落ちしているワタシのそばで、たぶん一番面倒を見たであろうツレはなす術なし。
本当は泣きたいはずの感情をグッと堪えている。
そんな1週間を過ごし、いろいろ思いを巡らせている中でワタシたちの中に小さな光が射した。
この続きは、また後日。
11年。
ありがとう。
安らかに。