つながる親心。 | 苦SMILE!

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北の大地で編集者として働く、主婦の日常を綴っています。
うれしい出会いとおいしいごはん、旨いお酒が与えてくれるパワーは
百万馬力! 今日も楽しく笑って暮らしてまーす♪

小さい頃、当時栃木県に住んでいた祖母から、


年に数回、宅急便が届いた。


大きなダンボールの中には、季節の野菜や果物、


かんぴょう(栃木の名物だからね)、のり、缶詰め、洗剤などなど、


母親が「助かる~」と喜ぶ食材や日用品がぎっしり。


そのすき間に、なぜかつぶれたトイレットペーパーが


いくつも詰め込まれていた。


時々小さな封筒に、ワタシと弟の小遣いも。


その宝箱は本州から嫁いだ母親にとって、祖母との大切な絆だった。




数日前、母親から、「お弁当のおかずになるものを


ちょっとだけど送っておいたから」と電話があった。


しょっちゅう札幌に来てるし、送料もかかるんだから


わざわざいーよと思いつつ、でもやっぱり気持ちはありがたい。



で。届いた箱を開けてみると・・・。


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トイレットペーパー祭り(笑)。


クッション材代わりに新聞だとゴミになるし、それなら


役に立つトイレットペーパーを入れてやろうという


親心は継承されているらしい。



トイレットペーパーの下には


確かにお弁当のおかずに便利なかまぼことかウインナーとか


これでもかというくらい入ってた。



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ほかにも即席の味噌汁や鮭の切り身、手製の


ミートソースまで。



子なしのワタシには、まだよくわからない「親心」。


でも、してもらった子なりに感謝と幸せは感じている。



ありがとう。


もうすぐお盆だし、祖母にも合掌。