今年は宝塚ファンにとって、本当に重たく辛い1年になってしまったことが悲しかったです。
大切なジェンヌさんが亡くなられ、尊い命が失われました。
このことで、ファンの間でも色んな意見、思いで溢れていました。
もう宝塚を見れない、見たくないという意見もあれば、やっぱり宝塚を応援し続けたいという思い、どんな思いも当然の感情だと思います。
私も自分の思いをブログで伝えようと思っていましたが、一部の過激な否定的な意見があったりしたので、宙組を思う発言は正直怖くてできなかったのもあります。
でも、今年最後に勇気を出して、宙組への思い、宝塚への思いを伝えたいと思います。
文春にあげられてしまっている内容は正直どこまで本当かわかりません。それに、人が1人亡くなられているわけで、何もなかったのはもちろん有り得ないと思っています。
亡くなられたジェンヌさんは、責任感が強くとても優しい方だったと思いますので、そんな方が公演2日目に命をたたれたのは、よほどのことがあったのだと思っています。
文春に名前が上げられている、ジェンヌさんの中には大好きなキキちゃんもいて…。
こんなこと言うとファンだから庇ってるのか！というお叱りを受けそうですが、私はただただキキちゃんが心配です。松風さんや他のお名前の上がった方たちのこともそうです。
宙組のみなさんをずっと思っていました。
ずんちゃんと副組長の秋奈さんは独自に意見書をまとめられ、劇団に提出されました。
ご自分たちの立場が危うくなるかもしれない中、このままでは宙組がバラバラになってしまうことが耐えられなかったんだと思います。そして、大切な仲間をなくした悲しみを二度と繰り返さない為の決死の覚悟だったと思います。
その意見書が記者会見ではなかったことにされ…どれほど悔しい思いをされたことでしょう。
あの会見は私でさえ、クソだとしか思えず、ご遺族のお気持ちを思うと腹が立って仕方ありませんでした。どうか、ずんちゃんたちの思いを無にしないでほしいです。亡くなられたジェンヌさんの心の声をきちんと聞いてあげてほしいです。
今回の公演で退団された、優希しおんさんと花宮沙羅さん。
花宮さんはMemories～がまだ放送されたのでよかったですが、本来なら大階段をおりてファンの方々の前でご挨拶されたかったと思います。
優希さんは文春にお名前が上がってしまったので、Memories～については、辞退なさったのかどうかはわかりません。
それでもひっそりと退団しないといけないのはお辛かったと思います。
もしかしたら、宙組だけで退団セレモニーを独自でしてあげてるかもしれませんね。
宙組は将来を担う実力あるスターさんもたくさんいらっしゃいますし、何よりコーラスが素晴らしく、歌が上手なジェンヌさんが多いです。
その裏ではパワハラやいじめが行われていたとは今でも信じられないですが、それでも事実をはっきりさせ、ご遺族に謝罪、誠意ある対応をしないことにはご遺族も宙組も前に進むことはできないと思います。
1人のジェンヌさんが亡くなられたことで、宝塚全体が悲しみに包まれ、110周年行事も見送りになりました。公演の日程の見直しも行われました。
すでに日程が決まっていた公演では、中止になった日程でチケットをとられてるファンの方は悲しい思いをされていると思います。
宙組だけでなく、各組でも公演が中止になったり、葛藤の中で公演することになったりしました。
こんなことが起こってしまい、もう宝塚は見れないというファンの方もいらっしゃるので、私の思いは不謹慎だと思われることは重々承知しています。
でも、私は一昨年久しぶりに宝塚に舞い戻ってきてから、たくさんの幸せをもらいました。
やっぱり私は宝塚が大好きです。だからこそ、二度とこんな悲しいことが起きないように、悪しき習慣やしきたりはどんどん変えていってほしいですし、ジェンヌさんたちの体の健康も心の健康も守られて、生き生きと舞台にたてる日々が来ることを願ってやみません。それが、亡くなられたジェンヌさんへの供養にもなると思います。
そして宙組のみなさん、私はいつか宙組が全員そろって公演できる日を待ちながら応援しています。