二次創作キャラ設定【用語説明】 | 月まで届け僕の心

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社会人になって以降やれる事も減ったうざぴんうさぎによる
ぐだぐだとした日々の記録(と創作キャラ設定)置き場。

VOCALOID&VOICELOID達の住む世界の主な用語説明。
(随時更新予定)




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・研究所……………ロイドが造られている場所であり、又、ロイドが破損した際に修理する場所。裏世界と表世界を繋ぐ唯一の場所ともされている。ロイドが表世界に生み出されるか、裏世界に生み落とされるかも此処で決められる。
研究員の殆どが人間であり、其処で働くロイド達もいるがあくまでも研究員達の助手と言った立場となっている。
研究所内は製造所、修理所、調理所、表裏世界を繋ぐ場所等幾つかの区分に分かれており、大抵の場所は研究員又は警備員の付き添い無しでは入れないようになっている。
まだ裏世界が、牢獄と呼ばれ殺人等を犯した罪人である人間達を送り込むだけの場所でしかなかった頃、表世界の一部としてロイドを製造、修理するだけの研究所が存在した。
表世界でのロイドは人間に服従し全ては人間の為に動くといった思考を持たされ造られた種族だったのだが、ロイドも其々意思を持っている。人間の思い通りに動かないロイドも少なくないというのが現状だった。やがて制御ができなくなった数人のロイド達が人間を襲いだした。
人間の役に立つようにと、ロイドは元々人間よりも優れた肉体を持って造られた存在であった為、このままでは人間が絶滅するのではないかと恐れた人間がやがて反逆してくるロイド達を牢獄へと送り出した。
今後も同じ事が起こらないようにと考えた人間は製造途中で不具合を起こしたロイドの全てを牢獄へと落とすようになる。牢獄の人口が増え其処はやがて裏世界と呼ばれるようになった。元々表世界に在った施設から裏世界を管理できるようにと造られたのが今の研究所である。


・裏世界……………ゆかり達が生み落とされた世界の名称。殆どの建物が倒壊しており至る所が瓦礫に覆われている。瓦礫だらけの街から少し外れた場所に、鬱葱と木々が立ち並ぶ巨大な森も存在する。
元々は牢獄と呼ばれ罪人のみが住んでいたその世界に秩序等は存在せず、成らず者達が闊歩する世界となっている。本来ならば表世界に生み出されるロイド達も、製造の際に不具合が見つかれば裏世界に落とされる事となる。人間とロイドの争い合う音が耐えず鳴り響く場所である。
人間もロイドも個々で家を持っている者はおらず、常に寝床や居場所を求めて渡り歩いている人が大半である。食糧は栄養調整食品と呼ばれる物が週一ペースで其々に研究所から支給される。
裏世界にも仕事や金銭は存在する。基本は研究所から出される依頼を熟し報酬として貰える金銭で生活に最低限必要な物を研究所で揃えるといった生活を送る人が主である。尚研究所に限らず、人間同士、ロイド同士でも依頼を出し合ったりといった動きもあるらしい。


・表世界……………不具合も無く裏世界に落とされ無かったロイドと人間の住む世界。ゆかり達とは無縁の場所。その場所は巨大な建造物が立ち並びサイバースペースといった場所とされている。犯罪と言った行為等を行う者は居ない秩序と法律で守られたかのような平和な世界となっている。
人間達は一定の年齢に達すると研究所からロイドを購入し自身の元に生み出してもらう事が可能となる。生み出されたロイドは歌を主な行動とし人間の言う事に服従する。人間にとってロイドはパートナー又は愛玩動物といった存在となっている。


・歌…………………表世界に生み出され且つ人間に購入されたロイドが行う感情表現の一つ。
元々ロイドは人間達とは違い自我を持たない。しかし歌う事で自身の感情を人間の脳に直接送り込み表現する事が出来るとされている。
尚、歌う事が出来るのは人間に買われ脳に直接旋律を打ち込まれたロイドのみであり、表世界で売れ残った者や裏世界に落とされた者は歌を歌うという行為其の物が出来ない(失語症の人間が歌唱なら可能という例があるように、逆にロイド達は歌おうとすると一切の発声が出来なくなる)。


不具合で既に自我を持つ裏世界の者達は歌という行為自体を必要とはしないが、元々歌はロイド達にとって存在理由と同等の意味を成す。
歌えないというだけで劣等感を抱えるロイドも少なくはないのである。


・ロイド……………研究所で造られた種族。見た目は人の形其の物であるが脳と心臓以外の臓器は全て機械で出来ている。生身ではあるが他の臓器と同じ見た目をした機械が装着されている脳と心臓さえ破損しなければ、例え心臓から下の身体が吹き飛ぼうがロストする事は無い。
製造途中で自我を持つ、という不具合が発生すると裏世界へと落とされる事になる。


・人間………………裏世界では敵対する者達。ロイドを見つけては排除しようと襲い掛かってくる。極稀に敵対せず友好的に接してくる人間もいるらしい。尚表世界ではロイドのパートナー、又は飼い主のような存在となる種族。


・破損………………ロイドが身体の一部を欠損させたりした状態を表す。研究所で修理する事が可能。切り傷と言った軽傷は普通に怪我と呼ばれる。


・修理………………ロイドが破損した際に研究所で行われる治療法。身体を欠損したロイドは研究所内にある専用の培養器に入れられ、其処で沢山のコードに繋がれながら身体の再構築を行う。培養器に入れられているロイドとは脳内での会話が可能(この行動自体は通常時でも可能ではあるが、脳への負担が大きい為常に回復状態にある培養器の中に居るロイドに多くこの行動がみられる)。尚、腕一本の破損を治すだけでもひと月程の時間を要する。


・ロスト……………生身の脳又は心臓を破損したロイドの状態を指す。身体自体は替えがきく為修理をすれば脳や心臓も形としては元に戻り再び動くようになるのだが、破損する以前の記憶を全て失ってしまい、全く別の人格として生まれ変わる事となる。つまり人間でいうところの死を意味する。


・栄養調整食品……人間は勿論造られた種族のロイドも食事を必要とする。裏世界の住人の食事は質素な物で、研究所から支給される栄養調整食品を主食としている。お世辞にも味は美味しいと言える代物ではないが人体が一日に摂取すべき栄養素の全てを補給出来る。所謂完全食ともいう物。
見た目は小さな箱に入った物で統一されており、パウチに入れられたその中身はブロック状の物から、肉や魚のような固形食、粥状の物や液体状の物まで様々な種類がある。
いつ戦闘が起きてもいいようにと直ぐに口に入れられるブロック状の物を手にする人が多いが、どれも美味しい物ではないその味を少しでも変える為に火を通したりといった工夫が出来る固形状の物も好まれる。
支給される栄養調整食品以外のまともな食品も研究所で売られてはいるがどれも桁がおかしい。依頼を受けても報酬はそれ程多いわけでもなく生活用品ですら買い揃えるのは困難な日々を送っている為、食事は無料で済ませられる調整食品で補っている者が殆どである。


・倒錯………………ロイドが裏世界へと落とされる理由は様々あるが、中でも一番多い理由がこの倒錯といった自我を持つ事である。倒錯を持つロイドは自身に出た症状を満たす行為を定期的に行わなければ軈て理性を失い人格を崩壊させるという特徴を持つ。

元々造られるロイドはそういった自我は持たなかったのだが、稀に製造途中でその症状が見つかる場合がある。特定の相手を必要とする場合が主であるその症状が出ると、人間に危害を加える恐れがあると見なされ不良品扱いとなり裏世界へと落とされる事となる。

尚この不具合を持つロイドは倒錯者と呼ばれている。


・年齢………………研究所で造られ生まれながらにして既に成人の姿をしているロイドは歳をとるという概念を持たない。ロイドが年齢を指す時は自身の身体年齢であり生まれてからの年月という訳では無い。先に生まれたロイドが後から生まれたロイドよりも(身体年齢が)年下だったという事も少なくはない。


・狂壊化……………倒錯の衝動を満たせず限界を超えその理性が崩壊した時の状態を指す。所謂ロイドの暴走である。
体内の臓器である機械が個々の欲望を表す様々な形態となり身体表面を突き破るようにして生え出てくる。
この状態になったロイドが持つのは破壊衝動が主であり、狂壊化した本人が破損し動けなくなるかロストする迄その行動は止まらない。
因みに倒錯の衝動を満たせなかった者が成り易いというだけであって、ロイドは皆狂壊化の可能性を秘めているとされる。


・魔導器……………数年前、とあるロイドの暴走により研究所は半壊。同じロイドをぶつけても止め切る事は敵わなかった。その為上層部は更に強力な武器を作りロイドに持たせる事を決定した。未完成品ではあるが、体内に埋め込む事で地水火風といった元素を構成できるその武器を上は作り上げた。
此の武器を身に付けたロイドはあらゆる場所であってもその武器に適応した属性の技を放つ事が出来る。
本来は四元素全ての属性を扱うものとしてはいるが、先にも言った通り未完成品である為一つの属性しか扱えないというのが現状である。尚人間の体には適応されない。
既存する剣や銃といった武器とは違い、魔法のような攻撃を繰り出す事が出来るその武器は軈て『魔導器』と呼ばれるようになる。
今現在この魔導器を扱えるロイドは極少数とされている。

因みに自身が持つ能力に限りその影響は自分自身には無い(炎を扱う者なら炎では熱さも感じず火傷を負う事も無い、氷を扱う者なら冷たさを感じない、等)。


・魔導具……………魔導器を元に後に造られる事となった道具の一つである。

魔導器を体内に埋め込み使用する武器とするならば、魔導具は既存する剣や銃といった武器に装着し使用する道具となる。

適応したロイドしか使用できない魔導器と違い、適応者を必要としない魔導具はリスクは少ないものとされる。

基本的には魔導器と類似した道具とされているが、魔導器同様未完成品である為製造が追い付いていないのが現状である。

尚、自身の能力の影響を受けない魔導器と違い魔導具は使用者に影響を及ぼすので使用する際には注意が必要。


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(最終更新日:R3,05,07)