再アップ企画第一作品目「あなたとカナリアの話」
「あなたとカナリアのお話」
ここは、今、皆さんの住む世界とよく似た世界
永遠とも思えるほどに立ち並ぶビルと
まるで心を持たないとしか思えないほどに
ただすれ違っていく人間たちの支配する
無機質で、白と黒と灰色に支配された世界
他人しかいない世界
他人には興味も示さない世界
本当にそこに人が居るのか不思議になる世界
ここはそんな世界
あなたはそんなビルの街に一人で住んでいます。
あなたは一匹のカナリアを飼っていました。
この世界で唯一皆さんの世界と違うところはあなたはこのカナリアと話ができたこと
あなたはこのカナリアと暮らします。
このつらくただ浪費としか思えない世界で
人々は冷たく、ただ権力や物欲におぼれ人を蔑むか嫉妬することしかしない世界
そんな世界で暮らします。
ある日、
あなたはカナリアに聞きました。
「君はその翼であの恐ろしい人間達の視線の届かない
空へと飛んでいけるんだよね
羨ましいな。」
カナリアはいいます
「あなたは毎日同じ種族の仲間達と話をしているじゃないか
わたしはいつも一人この籠の中で居るしかないのに
例え恐ろしい人間達でもあなたは笑顔になる時もあるのだろ?
わたしは哀しみに暮れることもないが
その代わりに笑うこともできないのだよ?」
あなたは言います
「籠の中の君には分からないだろ?
狡猾な人間に騙された時の悔しさが
あの、人を馬鹿にしたような目が
嫌われる事のつらさが
ある人をを好きになって
そして、それは決してかないはしないと
感じた時の虚しさが
でもそんなこともあの高い空を見上げればどうでも良くなる
ビルのコンクリートで四角に区切られた空であったとしても
すっきりと忘れて笑っていることができる
たまにはどうしようもなく涙が出てしまうけどそれですら心地よく感じられる。
そんな空を飛べる、君が羨ましい」
カナリアは言います。
「それでも、わたしは自由に仲間達とすごしていけるあなたが羨ましい。」
あなたは言います
「ならこうしたら良いんじゃない?」
カナリアは言います
「わたしをここから出してくれるのですか?」
あなたは言います
「そう、君を籠から出してあげる。」
カナリアはいいます
「それは本当に!!ならば早速仲間を探しに行かなきゃ」
あなたは言います
「待って!一つだけ条件があるの」
カナリアは言います
「この部屋から出るなとかとでも言うの?
あなたが寂しくなるから?」
あなたは言います
「あはは、
そんなこと言ったら君の願いが叶わないじゃない。
それに、私にとっても何の利益にもならないからね」
カナリアは言います
「なら、その条件って?」
あなたは言います
「君の翼をくれないかそれがあれば私は空を飛べるから」
カナリアは言います
「なんだそんなもので良いのか、いいよ!」
あなたは言います
「でも仲間を探すときに困らない?」
カナリアは言います
「わたしにはこの足と
何より
この部屋のどこにいても聞こえるほどの澄んで響き渡る美しい声がある
だから心配しないですぐに仲間は見つかるよ。
そんなことよりあなたのほうが大丈夫?
そんな小さな羽根で飛べるの?」
あなたは言います
「大丈夫だよ、
昔の人はロウで塗り固めた羽で空を飛んだって聞いたことあるし
それに神様だってこんなに綺麗な君の翼なら空に迎え入れてくれるよ
あとね
この町には
ものすごく高い塔が立ってて
そこからだったらきっと飛べるはずだよ
だってあんなに空に近いんだもん」
カナリアは言います
「それはすごい。
ならば交渉成立だね。」
あなたはカナリアの翼を
カナリアは自由を手に入れました
そしてお互いに言いました
「良い旅を~!」
・ ・ ・
そして、あなたは
空へ ・ ・ ・ 飛びました。
ここからはカナリアのお話
カナリアは探しました
他人しかいない世界でただ一匹
カナリアは美しい声で言いました
「どこかにカナリアはいませんか?」
他人には興味も示さない世界でただ一匹
カナリアはいろんなところを探しました
全ての部屋を
全ての道を
全ての人間のいる場所を
永遠とも思えるほどに立ち並ぶビルと
まるで心を持たないとしか思えないほどに
ただすれ違っていく人間たちの支配する
無機質で、白と黒と灰色に支配された世界でただ一匹
そうするうちに幾年が経ちました。
カナリアは仲間を見つけることができませんでした。
そしてこの世界でもカナリアの生命の砂時計は同じ大きさをしています。
その砂も後、数時間も持ちません
そして、
カナリアは思い出しました。
あなたのことを
空へ飛んだあなたの事を
そしてそのこの街で最も高い塔のことを
カナリアは行ってみました。
あなたが本当空を飛べたのか気になって
せめてあなたの願いがどんなものかを知りたくて
・ ・ ・
塔にはなぜか立ち入り禁止の張り紙と
頑丈に張り巡らされたフェンスがありました。
幾年か経っていたらしく隙間が開いていました。
カナリアはそこから中に入って塔を登りました。
その塔は本当に高く命を削られていくのが分かります。
それでもカナリアは登ります。
自分の願いは叶わなかったけどせめて
あなたの願いが叶っていて欲しいと願って
そして、ついにカナリアは
塔を登りきりました。
そこには、
どこまでも どこまでも どこまで・・・
永遠とも思えるほどに続くビルの町がありました。
あなたに会うこともできませんでした。
でも、
ビルの街も
あなたのことも
もう、どうでも良くなってしまいました。
そんなことよりもカナリアは見てしまったのです。
空を飛ぶ鳥達を
今まで見ることもなかった空に
空を飛ぶ鳥達が
会いたかった仲間である
空を飛ぶ鳥達に
カナリアは叫びました。
もうかすれてしまったその声で、
しかし声は出ません。
あの澄んで響き渡る美しかった声が
それでも叫び続けました。
しかし、
全て吹く風にかき消されてしまいます。
カナリアはつぶやきました。
「あそこに行けば分かってもらえるのに
あそこに行けば ・ ・ ・ 」
そして、
ついに生命の砂時計の最後の一粒が ・ ・ ・
カナリアは言いました。
「翼が欲しい ・ ・ ・」
お久しぶりです
こんばんわ
月喰いです
お久しぶりですね
なんといっても
最近お仕事を始めたのでなんだかとっても忙しい上に
ネットがないのですよ
ネットがw
ありえない感じがしますよ
本当になんてところなんだろうって思いますよ
そんなこんなで毎日過ごしているのですが
本当に今日が何曜日なのかも私よくわかっていません
理由は
私が行っている会社「神戸屋」はシフト制なのです
だから
二、三日に一回のペースでお休みがあるのです
ので
日曜日、土曜日という概念がないのです
そんな感じ
で、何をやっているのかといいますと
まさしく、パンを作ってますw
でも、作るのは機械でその機械を操作しているのです
ですが
人間がやらないといけないところもいろいろあって
大変ではあるのですけどねw
とまー
こんな感じでがんばっていますので
応援よろしくw
今のすんでるところは
一年くらいはいる予定なので
その後にならないとネットが復活しないので
それまではこのブログ恐ろしいくらいに不定期になると思うので
ご了承ください



