不安に

押しつぶされそうになりながらも
良くなることだけを願って
じっと、我慢の日々

コイン(出血🩸)の
大きさは相変わらず
視界も、かろうじて
色がわかる程度

気がつけば、もう12月
このままの状態で
歳を越すのは辛いなぁ

少しでも回復の兆しがあれば、
もっと気楽になれるのに…





それでも、
昨日はいいことがあったよ
煮物を作ったんだけど、
夜食べようってお皿に注いだときポロポロとこぼしてしまった。

もう3週間も経つのに、
いまだにコップを取ろうとして
空をつかんでしまったりと
まだまだこの状態に慣れない。
慣れたくもないけど


「左目が見えなくなったから、
距離感がつかめないんや」
それを見ていた次男に言い訳みたいにつぶやいた。

そしたら
「落ちた煮物は俺が食べるから」と
さっと片付けてくれて

そんな目で毎日ご飯を作ってくれてるんやな。ありがとうな」
そう言ってくれた。

私の苦しみに少しだけ
焦点があって、光が注がれたそんな気がした。


たとえこのまま
左目が見えなくなったとしても、
母親ではいられるもんね。
ちゃんと料理だって作れるもんね。

少し気持ちが軽くなった。