12月31日大晦日、つまり私の誕生日
今年は義母の喪中なので
長男と一緒に地味(?)におせち料理を作っていたら
旦那がキッチンにやってきた
「暇だったら車でも洗ってきたら」そう言うと
「今日はしないといけないことがあるんやと
カップラーメンを慌てて食べて知らない間に出かけていた
「やらなきゃいけないことって何?
そうだよね今日は誕生日だもんね うふふ💕」
長男に手伝ってもらったのでお昼過ぎには地味なおせちが完成
卵焼きは長男が作ってくれた
お重に飾り付けるとお正月っぽくなっちゃうので
今年は小皿にとって食べることにした
旦那はと言うとそれから何の連絡もないまま夜の11時ごろにやっと帰ってきた
「年越しそば先に食べちゃったよ」
「ごめんごめんパチンコに夢中でこんな時間になってもた」
そうは言っても今日は私の誕生日
「もう15年くらい毎年高齢になっているお誕生日ケーキは買ってきてくれてるよね?」
糖尿患者の私はケーキを食べることに罪悪感を感じる
だけどこの日は誕生日で大晦日
この日だけは自分を許してケーキが食べられる特別な日なのに…
「あーそんなこと完全に忘れとったわ」と旦那
人が良いのか馬鹿なのかこんなことをされても
💕うふふ なんて期待してしまう自分が惨めで腹立たしい
「いつどうなってもおかしくない」と言われたことを旦那も知っているのに…
私なりに家族の誕生日にはご馳走を作ったり好きな食べ物買ってきたりとちゃんとしてきたのになぁ
旦那もだけど長男も次男も誕生日アピールをしても「あーそうやったな」程度
人生で最後になるかもしれない誕生日がこんな感じだなんて…
寂しくて悲しくなってきた
そして
最悪な気分で迎えたお正月
お雑煮にお餅をいっこ
食べ過ぎちゃいけないのでご飯は半分、後はお煮しめ
それを朝夕食べたら血糖値が350越え!
人生史上最高値だよ
正月なのに特別なものは食べられないってことが家族はビール飲んだりお菓子食べたりしてるの
あっ、そうだ
こんなときのために少しでも楽に生きられるように
主治医からもらっていた即効性のインスリンあるじゃないか
1単位で50血糖値が下がって即効性だから15分で効く
確かに主治医はそう言っていたっけ
とりあえず3単位打ってみる
15分経ってから血糖値測定
ても全く下がっていない
それどころか少し高くなっている
どうして!?
さらに2単位追加する
でも全く下がってない
全部で5単位打ったんだよ軽く致死量やん
そうか、このメーカーの即効性のインスリンも私の体には効かないんだ…
他のメーカーの即効性のインスリンもひどい下痢になって全く効かなかった
インスリンが効かない糖尿病患者ってどうなのよ?
最悪じゃない!
さらに追い詰められた私は泣きながらいっぱいいろんなこと考えた
そして、お墓を買おうと言う結論に足した
間違っても義理の両親と一緒の墓には入りたくない
いつどうなってもいいように早く準備しなくちゃ
3日の日にインターネットでいろいろ検索して
4日の朝に旦那にお墓の見学に行きたいと言った
前々からそうしたいと言っていたから旦那はさほど驚かなかった
「いいで今すぐ行こう」
私は旦那のこんなフットワークの軽さが好きだ
家のお墓に入るべきだと説教されることもない
お墓の案内の人にはとても不思議がられた
家のお墓があるのにどうして?
お二人の関係はなんですか?
そんなことも聞かれたけど
「私のわがままなんです」そんな言葉でその場を収めた
その後に三宮によってお買い物
若い頃仕事に遊びにと行き慣れた街
でも、平衡感覚や自律神経がおかしくなってしまった私は片足立ちができないので
エスカレーターも乗れない
階段も支えがないと使えない
久しぶりの三宮は私にとってとても冷たい街に変わっていた
さらに、起立性低血圧症の発作まで起きて
頭が痛くなって目が見えなくなって意識が遠のく…
血圧が急激に下がったためのショック状態だ
旦那がいたからすぐ休めるところに連れてってくれたけど
1人だと救急車を呼ぶしかできない状態
もう1人で出かける事はできないんだなと改めて実感する
最近特に合併症の進行が激しい
急激な血圧の脳や心臓の血管に大きなダメージを与えてしまう
今脳にある動脈瘤や血栓も血糖値の乱高下や血圧の急激な変化でできたものなんだろう
ころっと死ねたらいいけど
半身不随とかになったら…
考えただけでも恐ろしい
でも見学に行ったお墓は私の希望条件にぴったりだった
誰にも振り回されることのない大理石でできた
30センチ角の個室だし
お花を供えてもらえなくても年に1度は桜が見れる
私が結婚するまで生活していたなじみのある土地だし
私の自由になるお金でも買えるお値段だし
お墓を買うからって死ぬことばかりを考えるわけじゃないよ
ボランティアもちゃんとがんばって続ける
与えられた場所で与えられた命はちゃんと全うする
もちろん目や体が使える限りブログも更新していくつもり
なので
本年もよろしくお願いします
長々、読んでいただき
本当にありがとうございました