姑にゴキブリを盛られた嫁の行方(16

 

 

 

誰か大切な人を失くすたび

教えられたり

助けられたり

救われたり

それだけ死は重く尊いものなのだろう

 

 

3人の親を見送り最後に残ったのは

義母

 

「姑にゴキブリを盛られた嫁の行方」を書き始めたころは

今までの経験を踏まえ

心を込めて義母の介護をして

死に水を取ろうと考えていた

 

だってそれが一番正しくて

キレイな終わり方だから

 

 

 

 

でも

実際介護を初めて、生身の義母と向き合って

当たって砕けろ

ってぶつかったら

いとも簡単にこなごなに砕けてしまったわたし・・・

 

 

キレイ事や絵空事だけでは

駄目だということを思い知らされた

 

 

無理やりまとめることも一つの方法だけど

心に無い事や嘘をつくことはできないし

 

 

 

「姑にゴキブリを盛られた嫁の行方」

行方とはわたしの心の行方なんですと

あるブロともさんに話したけど

 

義母の介護が終わり死に水を取るまでは

結論がどうなるか

今のわたしにも全く分からない

 

 

せっかくずっと読んでもらったのに

ちゃんとした 結 なくてごめんなさい

 

あと5年

・・・3年ぐらいしたら結びを書くことができるかも知れないけど

 

 

その時わたしの目がどうなっているのやら・・・

文章を書けるほどの能力が残っていれば

有り難いんだけど

 

 

でも自分的には満足しています

焦燥感にせかされてバタバタだったけど

書けて良かった

新たに気付くことも多かったし

 今は書き終えた解放感でほっとしています

 

 

ただただ自分本位で未熟な文章

ここまでお付き合いいただいて

本当にありがとうございました