姑にゴキブリを盛られた嫁の行方(12
お葬式って
亡くなった人の今までの生きざまや人柄がカタチとなって現われる
ある意味、答え合わせの場のような気がする
義父は
戦時中、捕虜となって飢えている朝鮮の人に
上官には内緒で食料を与え餓死寸前のたくさんの命を救った
実姉の夫が早くに亡くなったため
姉家族の生活も支えた
義母には3件の新築の家も建て与えた
ギャンブル好きだったけど情に厚く
働き者だった義父
世話になったみんなが
心を尽して
時間を使って
労いとわず
大金を使って
義父を見送った
今もしわたしがこの答え合わせを受けたらなら
きっと落第点
お葬式さえあげて貰えないだろう
自分に与えられた責任と義務を果すまでは死んではいけない
義父の死はわたしにそんな大切なことを教えてくれた
それからわたしの死なないための闘が始まった
気分転換に部屋の模様替えをしようと
メジャー片手にこのソファーは右にテーブルを壁に付けて
それから・・・それから
どうやって死のう
普通ならありえないよね
部屋の模様替えと死ぬことを並びにして考えるなんて(笑
その衝動が特に強い時はしらふで起きている事さえ辛く
OD(オーバードーズ)してお酒を飲み
部屋の中をくるくる走り回る
薬とお酒が回ってばたっと床に倒れて
あ・・・・やっと
やっととこれで少しの間はその衝動から逃れられると
安堵して眠りについた
以前、この時期のことを書いたブログのタイトルに
「死なないために何でもやった」という記事を付けたけど
今思いだしても壮絶な日々だった
そして
そんなわたしの頭に
冷水を浴びせられるような出来事が起った
れそれは・・・
早く・・早く・・
間にあわなくなるかも知れないよ
焦燥感が追い立ててる
