今年の2月に仕込んだ米麹味噌

昔風に山高に盛ってみました。

子供の頃、市場へ買い物に行くと、たくさんのすり鉢にこんなふうにして
たくさんの種類のお味噌が山高に盛られていました。

誰かが買うと、しゃもじでもって味噌を量り売りし、そのあと、味噌を移し替えた
おしゃもじをひゅっと投げて、下のお味噌の山にこんなふうに差し込むの。

そのお店の人の仕草を見るのも、市場へ買い物に行く楽しみでもありました、笑。



稲の穂ダイニング-komekoujimiso

昨晩、包丁を砥いだので、
しゃりしゃりとごぼうがいい音たてて切れてくれました。

包丁が切れるのは小気味いいなあ。

金時人参とごぼうを1時間くらい重ね蒸しにし、上の味噌で味付けした味噌味きんぴら

稲の穂ダイニング-misokinnpira
寒い季節は、お腹が喜ぶのか、娘もご飯をおかわりしてたくさん食べてくれました。


稲の穂ダイニング-toisi
うちの砥石
荒砥と中砥を使って研いでいます。

大工だった父は、大工道具の手入れで何種類かの砥石を持っていました。
それを使って自宅の包丁を研いでくれましたが、研いだあとは、包丁の重みで野菜がす~って切れる位の研ぎ上がりでした。
父が研げば包丁がよく切れると評判になり、ご近所のおうちの包丁も頼まれて研いでいました。

父が亡くなってから形見分けに天然石の砥石を貰おうと実家に行ったら、何十年も使っていたもので、チビって小さくなっていました。何かの拍子に割れちゃったのでしょう、いびつな部分もありました。

そんな小さくなった砥石でもちゃんと包丁研いでたんですね。
適正な角度を維持しながら包丁を移動させて均一に研ぎ上げるって職人技やなあ

10代で大工の弟子に入り70歳近くまで大工を続けた父だから研げたんでしょうね。